研究
研究の終わりは、国際誌への公開で終わるものと信じて人生を過ごしてきた。
終活の研究活動をどうするか、どのくらいの時間をかけて、するか。
締めくくりとするものは書かねばならない。執筆中のものが3本。それを年度内に・終えなければならない。
1本は 査読後の修正をほぼ終えた。明日投稿サイトへ。地惑星連合大会発表を申し込む。
1本は 3回rejectされているが、それも終えておくのが勤め。元の弟子などになっていただいている方々にも、プロジェクトにも迷惑がかかる。今月末までに投稿する。原稿はできているので、投稿モードへ調整。幸い、さる国際雑誌で関連するテーマ特集号募集が始まったので、そこへ。最近のreviewのいい加減さに少々、腹もたったが我慢の押し切りで。良い指摘もあるので。
1本は 新しいデータのお裾分けで、膨らんでしまった夢をつむいでいる、が、年度末までに最初のドラフトへ。
そして、この執筆過程で使用したデータやサンプルを後世の研究者が、再度研究できるように整理し、永久保存できるようにしてやらねばならない。ここが日本は体制が極めて脆弱。そこは、学界活動としても未来へと繋がねばならない。
今の政権に睨まれているが、日本学術会議の中の地球惑星科学委員会の中にデータ永久保存やサンプル永久保存に関して、集中的に検討して提言を出す小委員会を発足させるという。そちらへのお手伝いも終活として取り組みたいと思っている。これは単に研究者だけの問題ではなく、国の知的財産の根幹に関わる問題だからね。データやサンプルのポイ捨てはいかんからね。
国際誌と記したが、日本の科学にとって避けて通れないのが 言葉の問題。それもどうするのか、終活としてどのような実行とメッセージを残すのか、記しておこうと思う。 (続く)