楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

朝ドラ「澪つくし」と家父長社会

2021-02-12 06:51:24 | 人間

朝ドラ「澪つくし」と家父長社会と森喜朗

NHK BSで1985年の朝ドラ「澪つくし」の再放送が毎朝の始まり。

舞台は、大正時代末期から第二次世界大戦後にかけての千葉県銚子市を舞台に、醤油屋の旧家の娘であるヒロインと漁師の網元の長男との純愛(Wikipediaより)

家父長社会とその完全男社会の人間模様を描く。ロシア革命の影響も入ってきた大正デモクラシーの最中でもある。社会の矛盾に対して左右から過激に平等の理想が色濃く入ってくる。

その時代に生きる苦しみと喜びが描かれている、と多くの視聴者が思ったから、特に主婦層が思ったから50%を超える視聴率を得たのであろうか。

森喜朗の不規則発言、「女は〜」は結局、現在最も時代のそぐわない一言だったのだろう。

桜田淳子と沢口靖子、加賀まりこ。

全てが個性的な人生を歩んでいるね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

建国記念の日=紀元節=春節=旧元旦

2021-02-11 04:32:02 | 歴史

建国記念の日=紀元節=春節=旧元旦

 今日は祝日である。初代神武天皇即位の日として設定された戦前の紀元節である。今日は紀元2681 年元旦しかし、それは太陰歴すなわち月の満ち欠けを基準とした旧暦の元旦でもある。だから中国では最大の休日春節なのである。

 この暦、歴史のいにしえの中華で使われてきた陰陽道に基づく。

 

 一方の西洋の暦は、エジプト文明の古来から太陽暦

ユリウスシーザー(Iulius Caesar)にちなみ、ユリウス暦とも言われるようにローマ帝国も採用した暦である。夏至直後の7月Julyの語源はIulius 、8月のAugust は初代皇帝アウグストゥス。

 このように今日は、人間の歴史の古今東西、日出ずる国日本の歴史と位置、その天文気象季節との相互作用を理解する絶好の日なのである。

 が、そのような総合教育の場はない。学校は休みなどとはせず、義務教育の12年間、このことを体系的に教えるべきと思う。

どのようにって? むむー。言うが易し行うに難し。学年に応じた全教育内容を知らなければ具体的提案とはならないね。

理念先行の頭でっかちとまた言われそうだが、建国記念日の夜明け前の夢想です。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

終活(12)自分ノートなど電子化-icloud-パスワード遺言

2021-02-10 01:21:14 | 生活

終活(12)自分ノートなど電子化-icloud-パスワード遺言

人生に置いて残した書類、書き物は膨大。子供の頃のテスト、通信簿から最近のノートまで。

これらの始末をきちんとつけて置くのが最大の終末活動。ものとして残して置くのは位牌くらいのもので片見分けするようなものもほとんどない。

しかし、書類は家族に関係するもの以外は、遺族にとっても残され迷惑。私としても捨てられるのも惜しいが、終活しないと捨てられても仕方がない。

ここへきて素晴らし方法が普及している。

内容だけに価値のある(?)書き物は全てスキャンしてpdf化し、システムのきちんとしたファイルとする。そのデータを手元のパソコンにおくのではなく一元化されたcloudにおく。

私はMac派なので、Apple icloudにおく。

その維持に経費はかかるが、生きている間は払い続ければいい。パソコンの容量は軽いままで良いので楽々モード。

いざという時のために、遺言として法定相続人にパスワードを残しておく。

そして、私の昇天(いや奈落?)後、内容を取り出してもらって、そこに明示されたファイルの配布先へ渡してもらうというやり方。その受取人が廃棄しようが残そうがそれは当該者の意思に任せる。

そのファイリングは、先に記した3系統の系統樹方式。

と、ここまでは良いが、最大の問題はスキャンに時間がかかること。内容を見てしまう。

いつまでに何をするかの時間管理が難題。過去に縛られてしまう!

何か知恵のあるひとコメント歓迎します。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

終活(11) 居酒屋兆治

2021-02-08 03:59:08 | 人間

終活(11) 居酒屋兆治

終活と言うわけではないが、人の死様を見つめるという意味では、終活と位置付けて見た。

昭和58年(1983年)の映画。大原麗子はデビュー時からファンでいいなと思っていたので、見たはずだが大原麗子の最後の死の場面が悲しすぎてどのような話の筋だったのかは記憶に残らなかった。見て思い出した。

後に大原麗子本人の孤独な死(2009年62歳)がこの場面とあまりにも重なったことが話題にもなった。

多くの俳優、高倉健も伊丹十三も皆、鬼籍に入った。

見直そうと思ったのは、昨年末高倉健と大原麗子のドラマチロルの挽歌を見てこのドラマの最後の場面と重なったからである。幸せの黄色いハンカチも見直した。

生きると言う事は理不尽の連続であり、我慢の連続である。瞬間的に堪忍の尾が切れることもある。世の常識を逸脱することもある。そのために穏やかな死とならないこともある。

酒を飲む事は、人間にとってその堪忍のやりとりなのかもしれない。

北海道では人が死ぬと通夜は徹底して飲み明かすと言う習慣がある。場面では草原での野辺送り。人の死を痛み、生きる勇気をもらうための知恵である。

最後に流れる高倉健の鎮魂歌が心を打つ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SDGs (Sustainable Development Goals持続可能な開発目標群)と大学

2021-02-06 04:26:43 | SDGs
SDGs (Sustainable Development Goals持続可能な開発目標群)
 
コロナ禍が世界を被っている現在、世界変革の指導理念となり、急速にその政策展開が現実にとり入れられつつある国連の呼びかけSDGsしかし、未来予測は最も困難な知的作業であるので日本でも多くの官民のシンクタンクができる。大学も然り。
 
政府系シンクタンク大学としては、政策研究大学院大学 https://www.grips.ac.jp/jp/about/president/
民間系シンクタンク大学としては、事業構想大学院大学 https://www.mpd.ac.jp/about/
 
この両者とも、1990年代冷戦集結、バブル経済崩壊を受けて作られた。
もちろん 既存大学の大学院重点化政策も国策として進められた。
 
この成否は論じない。しかしコロナ禍で世界は「変革のるつぼ」に入った。
そしてその変革の旗印に、新冷戦の基軸、米中のどちらもSDGsを否応なく掲げざるを得なくなっている。
 
悪く言えば、それが世界支配の基本戦略であり、良く言えば人類幸福への道なのである。今の時点でも能動的未来予測はそれしかないのである。
 
それへの賛否を、共産主義vs資本主義、全体主義vs民主主義、彼岸(理想)と此岸などとは分けられないのである。ただ、歴史を引きずった既存の体制、権力あるもの(官)となきもの(民)によってアプローチは異なる。
 
激変の時代のシンクタンク、これは歴史に照らしても面白いものがある。
 
諸々の終活に追われるが、生臭い現実世界のことにも目移りする。まだ生きている証ということだろうけれど。国会中継中で飛び込む細かい諍い報道にはうんざりだが、このような根幹に関わる評論は続けよう。
 
追伸:森嘉郎不規則発言「女は〜」は、SDGs第5項目違反として世界から叩かれるのも時の流れ。
 
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする