「希死念慮」から逃れた尚樹であったが、
だからといって全てが解決したわけではない。
全身を覆う「倦怠感」、それに伴う昼夜逆転。
もう、普通の生活ではなくなっていた。
異常な飲酒量、出会い系を続けるため、カード会社からの借金
事は、尚樹の知らないところで進んでいた。
障害者である尚樹には到底返済できない額に膨らんでいた。
そうして、尚樹は生活できないレベルになり、
「無料弁護士相談会」へと、足を向けざるを得ず、
一歩一歩進むごとに現実を痛いほどに感じてきた。
「どうなるんだ!?」と・・・
その十八につづく