陽はのぼり やがて沈んで またのぼる
悲しいかな、日本人の性としてついつい七五調で詠んでしまう訳だが、
太陽が形成され、地球が誕生して以来、延々と繰り返えされて来た事象である。
紀元後、2013年間を数えただけでも、73,4745回もの日の出/日の入りがあった計算だ。
・・・もっと凄い数になって「なんて壮大なスケール!」を感じさせたかった訳だが、
意外にもコジンマリとした数でいささか拍子抜けである。
そんなションボリ具合はともかく、
そのような雄大なスケールで繰り返されて来た『いちにち』という単位に、
いつの頃からか『いっしゅうかん』とか『いっかげつ』とか『いちねん』とか言う概念が持ち込まれた。
・・・余計なことを。
甘んじて『いっしゅうかん』は受け入れよう。
『しゅうまつ』があるし、「チュラチュラチュラチューラーラーーー♪」の歌が楽しいから。
それ以上に〈甘んじて〉は、
〈ラ・マン・ジュテ〉と訛りながら発音するとフランス語っぽくて良い感じだから。
問題は『いっかげつ』や『いちねん』である。
コイツラのおかげで、
「今月中に完成、月はじめの切り替えで。」とか
「月末締めなんでヨロシク。」とか
「年内中にお願いしま~す♪」とかワケノワカラン言いがかりをつけられるのだ!
自然の摂理を無視したニンゲンのエゴ、大暴走である。
いーじゃないか、ニンゲンが勝手に定めた『こんげつ』に間に合わなくても。
一体ナニが困ると言うのだ。
オレがロゴを仕上げないと地球の自転が止まるのか?
オレが『九月のお品書き』を仕上げないと南北の磁極が変わるのか?
オレがアスクルに『A4コピー用紙・エコノミータイプ』を発注し忘れると宇宙の膨張速度が遅くなるのかっ!?
・・・。
月末は 毎回これの 繰り返し