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ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

すき焼き 

2009-11-22 21:24:38 | 料理
 今日は孫の七五三のお祝いに、両方の祖父母を交えての食事会でした。本当は神社にお参りにいってから食事会の予定でしたが、子どもたちが風邪気味であったことと今日の天気予報が真冬並みの気温であった為にお参りは昨日家族とあちらの祖父母で済ませてもらった。都合で私は昨日参加できなかったので今日の食事会のみ参加。

 お店ですき焼きを頂くのは、何年ぶりだろうか。初体験ではないけれど、でもはるか昔の思い出しかない。家のすき焼きより野菜の量はお上品で足りなめだったけれどでも美味しいお肉に満足、満足。

 実家のすき焼きはいつも父が鍋奉行をしてくれた。父は長男でその祖父の時代は完全に家長制度の中、父の父は養子だったこともあって長男である父は食事を祖父と一緒に食べたらしい…この食べ物の恨みは後の父子関係、兄弟関係に微妙に響いたようだ。そう、私にとって会ったこともない曽祖父仕込みのすき焼きの味を、まだ「すき焼きのたれ」という商品がない時代、父はしょうゆと砂糖と酒で調味しながら焼いていった。初めに牛脂、牛肉と長ネギ…白菜にしらたき、焼き豆腐、春菊に椎茸、今でも父から教えてもらった味をしっかり舌が覚えている。野菜からでる水気を調節しながら美味しくお肉に味がしみこみ、しかも肉が柔らかく、父のすき焼き奉行は今でも一番だと思う。父はいつも子どもたちに食べさせて、自分はチョコチョコッとお酒の肴にし、最後におじやを作って仕上げてくれた。5年前に父が亡くなって、母もさっぱりした食事を好むようになったのですき焼きをする回数が減った、というか無くなったように思う。すき焼きの風景は父の優しさの風景であった。

 お店のたれと昆布だし、面倒じゃなくて、加減できて美味しかった。何より風邪で食欲の余りなかった孫達がたっぷり食べていたので良かった。

 その後、車で移動、3時間、1400円(首都高、中央道、圏央道、上越道)やっぱり安い!水曜日からの車での往復。次は年末、かな。

 ~~~~実はブログを書いている場合ではない。あさっての料理教室の献立が完成していない。頭の中では三菜できているのであとは打ち込み。でも…明日は知人の葬儀があって落ち着かない日になりそう。って今から気分は集中できていない。お元気だった頃のしゃんとされていた姿とご家族が思い浮かぶ。

中華料理  覚えておくために

2009-11-22 08:09:08 | 料理
 金曜は、懐石料理教室の助手をして10年近くなるうU市までの出張教室でした。この二、三年、懐石料理だけでは生徒さんが集まらないということで(材料費がかさむことが大きな理由らしい…)中華と洋食の献立も間にはさむことになりました。
懐石料理は何とか研鑚も積み重ねてきたのでお手伝いできるのですが、中華、洋食は家庭料理でつくるくらいのことで生徒さんに教えられるものではない。

 で、「先生、これはどうやって戻すのですか?」「先生、これは?」と質問されるたびに、「多分、こうだと思うけど~せんせ~い!ここはこれでいいですか?」とこちらも十分生徒になっています。という訳で、数カ月に一回、二回と入る中華と洋食はお月謝なしで教室に通っているようなものです。

 先日の献立:
拌蝦片銀耳(バンシェビェンアル)白きくらげと海老の和え物
八宝蟹飯(ハッポウシェファン)五目蟹おこわ
包焼蓮白(パオシャオリャンパイ)鶏ひき肉のキャベツ巻き
ター菜蝦米湯(ターツァイシャミータン)たー菜と干しエビのスープ

 中国読みの献立も耳新しく、素材も初めてのものもあるので、本当に得した気分になります。お正月、おもてなしにいいような華やかさがあるし、何といってもお魚中心の懐石料理より安上がりは主婦にとって魅力かもしれない。

 来月は、しっかりと懐石料理です。