多分、ある修道院の中。
イエスの像があった。いつも見慣れている像なのだが(と言って今はっきりとみ心の像だったとか、善き牧者の像だったとか、復活のイエスとか昇天のイエスとか)具体的なシーンは思い出せない。でもふと足元を見たら缶の中に墨汁と太い筆が入っていて、思わず墨をたっぷり含んだ筆を像に向けていた。ポッテリとした墨が正面の上部にかかり、飛び散り…こっちにもと左に筆を向け、こっちにもと上の方に向けて…あっと気がついたらイエスは肩から墨をかぶり、上から滴る墨にしずくが足元に広がってきた。えっ~~そんな沢山の墨じゃないでしょ! どうして??と思ううちに更にに水たまりのようにポタポタと落ちてくる。
そこへ黒いハビット(修道服)を着たシスターが数人の人たちを連れて案内し始める。私のいた像の前を何事もないように素通りして隣のブース(なぜかブース)に行き、そこにあったピエタ像の説明を熱心にして(私も好きです、ピエタ像は!)十字架からおろされたイエスを母マリアが膝に抱いている、その像を見るたびにわが胸にやっと戻ったイエスを抱ける母の哀しみを語るのを涙して聞いている人たちの後ろで、隣りで私の仕出かしたありさまをどうやってシスターに伝えたらいいのかおろおろしている私。
シスターがやっと気づいて下さった。ハッと口を押さえて声も上げられないシスターの顔……。イエスの像の周りに墨は飛び散り、墨の水たまりはある。なにもいい訳できない私。申し訳なさでどうしたらいいか居場所もない。
**********************************
ないじゃない! 墨の缶も筆もないじゃない! これは夢?? 何もなかったじゃない!!
午前4時半。やっと目が覚めて時計を見て夢だったことに安堵した。本当にホッとした。 あ~良かった。 でも後味の悪い夢でした。
イエスの像があった。いつも見慣れている像なのだが(と言って今はっきりとみ心の像だったとか、善き牧者の像だったとか、復活のイエスとか昇天のイエスとか)具体的なシーンは思い出せない。でもふと足元を見たら缶の中に墨汁と太い筆が入っていて、思わず墨をたっぷり含んだ筆を像に向けていた。ポッテリとした墨が正面の上部にかかり、飛び散り…こっちにもと左に筆を向け、こっちにもと上の方に向けて…あっと気がついたらイエスは肩から墨をかぶり、上から滴る墨にしずくが足元に広がってきた。えっ~~そんな沢山の墨じゃないでしょ! どうして??と思ううちに更にに水たまりのようにポタポタと落ちてくる。
そこへ黒いハビット(修道服)を着たシスターが数人の人たちを連れて案内し始める。私のいた像の前を何事もないように素通りして隣のブース(なぜかブース)に行き、そこにあったピエタ像の説明を熱心にして(私も好きです、ピエタ像は!)十字架からおろされたイエスを母マリアが膝に抱いている、その像を見るたびにわが胸にやっと戻ったイエスを抱ける母の哀しみを語るのを涙して聞いている人たちの後ろで、隣りで私の仕出かしたありさまをどうやってシスターに伝えたらいいのかおろおろしている私。
シスターがやっと気づいて下さった。ハッと口を押さえて声も上げられないシスターの顔……。イエスの像の周りに墨は飛び散り、墨の水たまりはある。なにもいい訳できない私。申し訳なさでどうしたらいいか居場所もない。
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ないじゃない! 墨の缶も筆もないじゃない! これは夢?? 何もなかったじゃない!!
午前4時半。やっと目が覚めて時計を見て夢だったことに安堵した。本当にホッとした。 あ~良かった。 でも後味の悪い夢でした。