なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

身についている『ワザ 』でボランティア活動・地域社会とのコミュニケーション、楽しいシルバーライフ目標で有意義に過ごす 。

ロシアケーキにチョコレート、そして「シベリア」? 日本に根づいたロシアのお菓子

2016年09月06日 19時53分57秒 | ブログ

 

   2016年9月6日

ロシアケーキにチョコレート、そして「シベリア」? 日本に根づいたロシアのお菓子

なぜこの組み合わせなのか、なぜそう名づけたのか、謎の多い「シベリア」

なぜこの組み合わせなのか、なぜそう名づけたのか、謎の多い「シベリア」

9月に入り安倍首相がプーチン大統領と会談し、今年12月にプーチン氏が首相の地元・山口県を訪れることで合意した報がありましたが、古くから日本と浅からぬつながりを持つ国「ロシア」。
これまで「オホーツク寒気団」や「ツンドラ」「タイガ」など気象や地理の用語にみるロシア語や、「ボルシチ」「シャリアピン・ステーキ」など日本で有名なロシア料理についてご紹介してきました。
そして今回のテーマは「お菓子」。近代化が進む日本で新しいものを取り入れ工夫した人びと、ビジネスチャンスを求め移住した人びと……素朴に見えるお菓子の裏側に、さまざまなドラマが見えてきました。
 

ようかんをカステラではさんで、なぜ「シベリア」?

近年ヒットしたアニメーション映画でも取り上げられ、話題を呼んだお菓子「シベリア」。
ようかんをカステラではさんだ、和菓子とも洋菓子ともつかぬノスタルジックな味わいが魅力です。

明治時代から大正時代にかけて成立したといわれる「シベリア」、いつ誰が作り始めたのかははっきりしないのだとか。
まだ電気冷蔵庫などなかった時代に、ひんやりした食感が人気を呼んだのだそうです。
 

「ロシアンクッキー」「ロシアケーキ」の由来は?

ジャムをあしらったロシアの伝統菓子。日本の「ロシアケーキ」のご先祖?
ジャムをあしらったロシアの伝統菓子。日本の「ロシアケーキ」のご先祖?
厚みのある(二度焼きの)生地で、真ん中のくぼみにジャムやチョコレートを流し込んだり、ドライフルーツをあしらったり……。
「ロシアンクッキー」や「ロシアケーキ」と呼ばれるお菓子を、ご存知の方も多いと思います。
古くからある洋菓子店などで、今も作られ、愛されているお菓子ですね。

ロシアの夏の楽しみとして、森で摘んだラズベリーやブルーベリーを使っての「ヴァレーニエ」(ロシア風ジャム)作りがあります。
作り方はとてもシンプルで、野生のベリー類を甜菜糖で煮るだけ。
このヴァレーニエを、デザートの材料にしたり、水とレモンで割って飲み物にしたりするのだそうです。

こうした「ジャム食文化」が、多少変化しながら日本に伝わったのが、「ロシアンクッキー」「ロシアケーキ」と言えるのかもしれません。
どのように伝わったかは諸説あるようですので、興味のある方は調べてみてくださいね。

ロシア、そしてジャムといえば、「ロシア紅茶」を連想する方も多いかもしれません。
本場ロシアでは、紅茶にジャムを入れるのではなく、紅茶のおともにヴァレーニエを添えて食べるのだそうですよ。
 

日本に「高級チョコレート」をもたらしたロシア人とは?

ラッピングも可愛い、ロシア風のチョコレートやキャンディ
ラッピングも可愛い、ロシア風のチョコレートやキャンディ
1926(昭和2)年、チョコレートやキャンディを扱うお店が、神戸に誕生しました。
ロシアの商人フョードル・モロゾフ氏によるもので、日本で初めてできた高級チョコレートの専門店だったそうです。

その後モロゾフ氏は、日本人の出資を受け「神戸モロゾフ製菓株式会社」を設立。
のちに紆余曲折の経緯を経てモロゾフ一族は会社を離れますが、現在も続く有名な洋菓子メーカーの前身にあたります。

なぜモロゾフ氏は、日本で開業しようと考えたのでしょうか。
その背景にあったのは「ロシア革命」と、日本の急速な「近代化」です。

1917(大正6)年に勃発したロシア革命により、モロゾフ氏は家族を伴って中国・ハルビンへ移住。
さらにアメリカ・シアトルを経て、日本の神戸に居を構えます。

当時、数多くのロシア人が革命の混乱を逃れて中国や日本に滞在していました。
そのほとんどがアメリカやヨーロッパへの移住を希望しましたが、近代化により「西欧風のものならどんなものでも売れる」風潮のあった日本にビジネスチャンスを感じ、日本で事業を起こしたロシア人たちがいたのです。

以前にもご紹介したとおり、このタイミングで日本でレストランを開業したロシア人も多かったようです。
詳しくは、下の「ボルシチはいつ、日本に伝わった?」のリンクもご覧くださいね。

ちなみに、創業当時の「モロゾフ」の味を、今に伝えるお店が新潟にあります。
昭和初期に「モロゾフ」で修業をした先代の味を受け継ぎ、伝統の「ロシアチョコレート」を販売しているそうですよ。

お菓子の話が長くなりましたが、日本における本格的な「パン」作りについても、ロシアが果たした役割は大きいようです。
次回は、日本における「西洋風ホテル」の歴史、それに関連する形で「パン」のお話をご紹介したいと思います!

2016年紅葉の見ごろ 気象協会発表

2016年09月06日 17時56分42秒 | ブログ

2016年紅葉の見ごろ 気象協会発表

2016年9月6日 16時34分


 
日本気象協会は2016年第1回「紅葉見ごろ予想」(カエデ)を発表。今年の紅葉の見ごろは平年並みの所が多いですが、京都など近畿は平年より早い所も。秋の旅行の参考に。
 

今年の紅葉の見ごろは

今年の全国各地の紅葉の見ごろ時期は、平年並みの所が多いですが、近畿地方では平年よりも早く紅葉の見ごろを迎えるところがありそうです。 紅葉の見ごろ時期は、秋の気温が低いと早まり高いと遅くなります。今年の秋(9月から11月)の気温は、前半は平年よりも高めですが、その後は平年並に近づく見込みです。このため、紅葉の見ごろは全国的には平年並みですが、近畿地方の京都、神戸、奈良、和歌山の各都市では、平年よりも早く迎えそうです。
 

各地の紅葉見ごろ予想

①北日本(北海道・東北)
北日本は、9月の気温は平年よりも高く、10月以降の気温は平年並みか高い見込みです。このため、各地の紅葉の見ごろは、平年並みか遅いでしょう。10月になると朝晩は冷え込む時期がありますので、色づきはよさそうです。平地での見ごろの時期は、札幌で10月下旬、仙台で11月下旬の見込みです。

東日本(関東甲信・北陸・東海)
東日本は、9月の気温は平年よりも高くなりますが、10月から11月の気温は平年並みに近づく見込みです。このため、各地の紅葉の見ごろは、平年並みの所が多いでしょう。10月になると標高の高い所では朝晩の気温が低くなりますので、色づきが進みそうです。平地での見ごろの時期は、東京で11月下旬、新潟、名古屋で11月中旬の見込みです。

西日本(近畿・中国・四国・九州)
西日本は、9月の気温は平年よりも高くなりますが、10月の気温は平年並みに近づき、11月の気温は平年並みの見込みです。このため、各地の紅葉の見ごろは、平年並みの所が多いでしょう。10月になると標高の高い所では朝晩の気温が低くなりますので、色づきが進みそうです。平地での見ごろの時期は、大阪では12月上旬、広島、高松は11月中旬、福岡では11月下旬の見込みです。
 

東京など 主な地点の見ごろは?

主な地点の見ごろ予想です。

札幌(やまもみじ):10月下旬(平年並み)
仙台(いろはかえで):11月下旬(平年より遅い)
新潟(いろはかえで):11月中旬(平年並み)
東京(いろはかえで):11月下旬(平年並み)
名古屋(いろはかえで):11月中旬(平年より早い)
大阪(いろはかえで):12月上旬(平年並み)
京都(いろはかえで)11月下旬(平年より早い)
広島(いろはかえで):11月中旬(平年並み)
高松(いろはかえで):11月中旬(平年並み)
福岡(いろはかえで):11月下旬(平年並み)

紅葉の見ごろ」の基準は、カエデの木の大部分の葉の色が紅色になった状態です。今回の「紅葉の見ごろ」は、気象庁が制定している「生物季節観測指針」における紅葉の基準に基づき、「カエデの木の大部分の葉の色が紅色になった状態」としています。

10月に第2回の予想を発表予定です。お出かけの際は、tenki.jpで、最新の天気予報も、ご確認下さい。

最近の子供達は「缶切り」を使えない!?実際に試してみた!

2016年09月06日 06時08分42秒 | ブログ

 

   2016年9月5日

最近の子供達は「缶切り」を使えない!?実際に試してみた!


お子様やお若い方、「缶切り」を使えますか・・・?今日まで防災週間。缶詰を備えたら、開けられるように練習もしましょうね!

さて、今年の防災週間も5日までですね。備蓄といえば、非常食・保存食として大活躍の「缶詰」。・・・と、ところが!最近は「缶切りを使えない子供たちが増えている」といううわさが!これが本当かどうか、日本気象協会の「トクする!防災」プロジェクトチームが実際に実験してみました。
 

ご協力いただいたのは平成13・14年生まれの中学生

ふだんの備えのなかでも、保存におススメなのが「缶詰」です。非常用のものでなくても、魚や果物、甘味など複数の種類をストックしておくと、いざという時に様々な栄養素を摂取できます。
ところが最近は、プルタブ式の缶詰も多く有ることもあり、缶切を使ったことの無い若者や子供たちも増えているそうです。せっかく備蓄していても、いざというときに缶詰が開けられないのはとても困りますよね。
そこで今回の実験では、中学生の皆さんに協力頂き、実際に缶詰を開けられるか!?実験を行いました。

ご協力をいただいたのは、第61回愛知県消防操法大会にボランティアとして参加していた36人の中学生です。

さて、缶詰を開けられたのは何人でしょうか!?
中学生ボランティアの皆さん36名(2016年7月28日愛知県尾張旭市内)

中学生ボランティアの皆さん36名(2016年7月28日愛知県尾張旭市内)

 
はじめは、特に使い方の説明をしないで、缶切で缶を開けられるか挑戦をしてもらいました。缶をつついてみる女子。まず握り方がよくわからないのですね。やはり初めて使うと戸惑ってしまう様です。
 
缶切りを使った経験がない子は、「どうやって持つ?」「どの向きで開けるんだ?」と周りに相談しながら挑戦しています。男の子の中には、ギューっと力をこめて缶切で穴を開けてみようと、試す子も多くいます。もちろん、力で缶は開けられませんよね。
 
続いて挑戦するのは、缶切りの使用経験が有る女子。じーっとマルチツールの先端を見つめて、缶に添えます。
 
お!穴が開きました!ザクザクと進むと、周囲から「お~」と歓声が。
 

中学生のうち、缶切りで缶詰を開けられたのは・・・

さて、それでは実際に、缶詰の開け方を知らない、開けられない子供達は多かったのでしょうか?結果発表です!

●缶切りを使って缶詰を開けられた・・・11人(31%)
●缶切りを使って缶詰を開けられなかった・・・25人(69%)

缶切りを使って缶を開けられたのは、全体の31%、11人でした。約7割の中学生は、缶詰を開けられないという結果に。

今回使用したマルチツールの缶切り機能は、日本で使用される一般的なものと形状が違い、前に切り進める押しきりタイプなのですが、それでも普段缶切りを使用している子はすぐにコツをつかんで使いこなすことが出来ています。初めて挑戦する場合は、テコの原理を使用して缶詰を開けるしくみを知らないため、開けられなかったり、時間がかかる様子でした。

ご自宅で、缶詰を備蓄するときは、缶切りなどの簡単な調理器具を、忘れずに備えたうえで、使えるようにしておきましょうね!