千種ゆり子の天気のタネ/全国(17/01/14)
奈良)親子で地球温暖化考えて 絵本出版の銭谷さん
2017年1月14日03時00分
中学校の理科教諭だった奈良市の銭谷宥司さん(79)が、地球温暖化を考える絵本「元気になーれ いのちはぐくむ星 地球『アース』」を出版した。
銭谷さんは天川村出身で、大阪の中学校に教諭や校長として勤め、退職後は童話などを出版。今回は2002年に出した自身の児童書の一部を書き直した。絵はイラストレーターの田中伸介さんが担当した。
このごろ元気がない地球「アース」の物語。宇宙病院の「エコ博士」は、動物たちから「氷が溶けはじめている」などと聞き、「50年前よりあたたかくなっている」と診断。心配したお日さまとお月さんが「にんげん君」に「クリーンなエネルギーを使いなさい」と呼びかけて……。
子どもでもわかるよう「地球温暖化」という言葉を使わずに表現した。「未来を生きる子どもたちに環境の大切さを伝えたい。親子で身近なことから考えてもらえたら」と銭谷さん。
発行は文芸社(03・5369・3060)。B5横判32ページ。本体1200円。
奈良)県アンサンブルコン、3校が関西大会進出
2017年1月15日03時00分
第44回県アンサンブルコンテスト(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が14日、大和高田市本郷町のさざんかホールで開幕した。中学校の部で56校が三~八重奏を披露。金賞のうち香芝北、王寺、香芝西が県代表に選ばれた。3校は、来月11日に京都府八幡市である関西大会に出場する。
香芝北は打楽器五重奏の「ヴォルケーノ・タワー」で、2年連続の県代表に輝いた。曲のイメージを全員で考え、同じ音を出せるよう練習を重ねてきた。原三史郎君(2年)は「ネバネバと繰り返し練習してきた。今年こそ全国大会に行きたい」。
王寺は金管・打楽器の八重奏で「航海日誌」を丁寧に奏でた。トランペットの西田楓(かえで)さん(2年)の自己採点は50点。「緊張して演奏がずれてしまった。反省点が多く見つかったのがよかった」と話した。
香芝西は「ふたつの伝承歌」を木管・金管・打楽器の八重奏で披露した。途中で拍子が大きく変わる難曲だが、息の合った演奏を見せた。テューバの岡井臣人君(2年)は「アイコンタクトをとって、息を合わせた。80点くらいの演奏ができた。関西大会では途中でテンポが緩まないように気をつけたい」と話した。
小学校、高校、大学、職場・一般の部は15日。(菅原雄太)
県代表以外の金賞受賞校は次の通り。
【中学校の部】三笠(打4)▽都南(打3)▽富雄第三(木4)▽新庄(サ3)▽富雄南(サ3)▽田原本(ク5)▽緑ケ丘(ク5)▽天理市立西(ク4)▽生駒市立上(金8)▽天理(金8)▽平城東(金5)▽御所(木・金8)▽香芝(木・金8)▽香芝東(木・金・打8)▽菟田野(木・金・打8)▽桜井(木・金・打8)▽河合第二(木・金・打8)(打=打楽器、木=木管楽器、金=金管楽器、サ=サクソフォン、ク=クラリネット。数字は人数)