第89回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟毎日新聞社主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の出場校が27日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で開かれた選考委員会で決まり、昨秋の明治神宮大会優勝の履正社(大阪)、同準優勝の早稲田実(東京)など32校に、ひと足早い春の便りが届いた。

 戦力以外の特色も評価される21世紀枠は地域密着の中村(高知)、部員10人の不来方(こずかた)(岩手)、文武両道の多治見(たじみ)(岐阜)。中村は部員12人で準優勝した1977年以来2回目、不来方多治見と地区別選考の市呉(広島)は春夏通じて初の甲子園出場となる。大阪桐蔭は3年連続、前回優勝の智弁学園(奈良)など7校は2年連続。昨夏の選手権を制した作新学院(栃木)も出場を決めた。

 組み合わせ抽選会は3月10日にあり、大会は同19日に兵庫県西宮市阪神甲子園球場で開幕する。

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 補欠校は次の通り。

 北海道 札幌日大▽東北 酒田南(山形)、聖光学院(福島)▽関東 慶応(神奈川)、山梨学院▽東京 日野、国士舘▽東海 中京大中京(愛知)、三重▽北信越 日本航空石川、日本文理(新潟)▽近畿 和歌山東、上宮太子(大阪)▽中国 鳥取城北、広島新庄▽四国 英明(香川)、済美(愛媛)▽九州 鹿児島実、佐賀商▽21世紀枠