西のAシード御所実(奈良)が堅実なラグビーで準決勝に進んだ。

 親交が深く、練習試合で何度も顔を合わせるBシード石見智翠館(島根)に得意のモールを許さず、逆に前半5分にモールから、SHのポジションに入っていたWTB南昴伸(3年)が飛び込み先制トライ。守っては規律の取れた守備で相手にゲインを易々と許さず、主導権を握り続けた。

 竹田寛行監督(56)は「石見さんとはこのチームになって、最初に土台を作る時に何度も試合をさせてもらった。いつもモールでやられていた。とにかく選手が意欲的な試合を見せてくれました」と満足そう。WTB南は「SHに入るのは、いつものこと。このチームになってダブル・ハーフ(SHを2人にする)でやってきた。僕はその中で、スピードを生かそうと思ってやっています」と話した。

試合速報&動画あり:http://www.mbs.jp/rugby/96/game/4.shtml