第93回箱根駅伝 青山学院大学が復路制し総合優勝(17/01/03)
御所実が2大会ぶり準決勝進出「意欲的な試合」
[2017年1月3日12時59分]
- 御所実対石見智翠館 前半、中央へ先制トライを決め雄たけびをあげる御所実WTB南昴伸(撮影・上田博志)
<高校ラグビー:御所実43-7石見智翠館>◇準々決勝◇3日◇花園
西のAシード御所実(奈良)が堅実なラグビーで準決勝に進んだ。
親交が深く、練習試合で何度も顔を合わせるBシード石見智翠館(島根)に得意のモールを許さず、逆に前半5分にモールから、SHのポジションに入っていたWTB南昴伸(3年)が飛び込み先制トライ。守っては規律の取れた守備で相手にゲインを易々と許さず、主導権を握り続けた。
竹田寛行監督(56)は「石見さんとはこのチームになって、最初に土台を作る時に何度も試合をさせてもらった。いつもモールでやられていた。とにかく選手が意欲的な試合を見せてくれました」と満足そう。WTB南は「SHに入るのは、いつものこと。このチームになってダブル・ハーフ(SHを2人にする)でやってきた。僕はその中で、スピードを生かそうと思ってやっています」と話した。
試合速報&動画あり:http://www.mbs.jp/rugby/96/game/4.shtml
正月なのに春を思わせる気温
2017年1月3日 8時56分
お正月なのに、九州はお花見の頃の陽気
一方、金沢や仙台は9度、青森4度、札幌2度の予想です。北陸や東北、北海道はきのう(2日)より低くなり、平年並みの寒さの所もあるでしょう。こちらはマフラーをしっかりと巻くなど、防寒対策を万全にお出かけください。
4日仕事始めも、関東以西は3月並みの暖かさが続く
南海トラフ地震Xデーは近い!? 地殻変動に警戒感
「要注意の時期に入ったと思ってください」
東京大学地震研究所の古村孝志教授は、南海トラフ地震の発生について、こう警告する。過去の地震発生周期から、仮に2017年に起きたとしてもそれほど不思議ではないという。
「南海トラフ地震は100年から200年の周期で起きています。昭和の南海地震からも70年になります」(古村教授)
もちろん、地震の予知は難しく、いつ起きるかはいえないが、実は8カ月前にXデーを占うような注目すべき出来事が起きていた。
16年4月、マグニチュード(M)6クラスの地震が三重県沖で発生。専門家の間では南海トラフ地震への警戒感が広がった。プレート境界近くで起き、南海トラフ地震を誘発する可能性が否定できないからだ。過去の地震は、この付近から始まったとされている。
「巨大地震は突然起きるのではなく、2〜3日前からプレート境界が徐々に動き始めてから急速に跳ね上がる。あるいは、数年以上前からも地震発生に向けた動きが見えるかもしれない。気象庁は駿河湾付近の陸のプレートの動きを監視し、海上保安庁は南海トラフ沿いの海底の地殻変動を観測しています」(同)
まだ明らかな異常はないものの、警戒を強めるのは、次に起こる南海トラフ地震は、その範囲や規模が桁違いになる可能性が高いからだ。前回は、M8クラスの地震が2回に分けて襲った。1944年に三重沖で発生した東南海地震と、46年に高知沖で起きた南海地震で、いずれも死者・行方不明者が1千人を超えた。
「昭和の地震では東の端の駿河湾まで震源域が広がらなかった(図参照)。つまり、駿河トラフは1854年の安政地震から160年以上もひずみがたまっていることになり、それが次の地震の巨大なエネルギーになります。宝永地震(1707年)のときには、49日後に富士山も噴火している。すでに300年以上たっており、富士山噴火を誘発する恐れも十分あります」(同)
しかも、日本観測史上最大のM9.0を記録した東日本大震災よりも陸地に近い分、強く揺れ、津波も早いところでは5分後に到達すると予測されている。
「東日本大震災の震源域は陸から100キロ離れていました。しかし南海トラフ地震の震源域は一部が陸にかかっており、かつ浅いのです」(同)
古村教授によると、東日本大震災では揺れの周期が0.2秒くらいでガタガタガタと小刻みに何分も長く続いたのが特徴で、こうした揺れは家屋を倒すことは少ないという。一方、揺れの周期が1~2秒でユッサユッサとした揺れは、一瞬のうちに家屋を倒す。後者は阪神・淡路大震災や熊本地震で見られたという。
「南海トラフ地震の揺れは、両方の性質を併せ持つ。阪神・淡路大震災や熊本地震のように家屋を壊すような揺れが、東日本大震災なみに何分間も続くと考えられるのです」(同)
強く揺れると思われる地域には、東海道新幹線や東名高速道路など経済・流通の大動脈が走る。内閣府の中央防災会議などは最大で30万人以上が死亡し、経済被害はおよそ220兆円に達すると試算している。
「津波に対する防災意識は高まりましたが、家屋を耐震補強して、家具も倒れないように固定することが先決です。家の下敷きになったら避難もできません。水や食料も今から備蓄を。備えることが大切です」
まずは地震から生き延びることが肝要なのだ。