折々のうま-当たらぬでもなし

競馬記事で埋めちゃうから、随想に心打たれた人はブックマークだ。

4連単を考える

2009年06月22日 23時14分34秒 | 競馬
地方競馬の苦境を救うために4連単の導入を提唱してきたが、
本家アメリカでもこの度のリーマンショックに端を発する
経済不況で競馬場の身売り話が出ている。
ただ闇雲に射幸心を煽っても仕方がないので、
この機会に注意点というか検討課題を挙げておく。

1.4連単は10円馬券とする。
・まあこれはいいと思う。客層をよくするために
100円のままでよいという人もいるだろうが、
売り上げが落ちている前提の話なのでこらえて欲しい。
何事も成熟と洗練が必要だ。

2.配当上限引き上げ
・競馬法だか規則だかの上限額は2000万円だ。今年中には突破するだろう。
 民主党はパチンコ屋から金をもらっているので、法改正に腰が引けていると、
ここで書かれる前に改正して欲しい。
 規則なら閣議決定してしまえ。
 他の競技との均衡上6億が妥当ではないか。

3.キャリーオーバー制の実施
・これは、後から思ったのだが、翌日繰り越しはやめた方がいいと思う。
 最終レースで的中者がない場合は3着までの的中者(3連単に相当)に
払い戻しする。
 不的中の特払(70円返し)は、この際廃止し、キャリーオーバーか、
惜敗者に払い戻しでいいと思う。
 10円馬券とも関連するのだが、10円馬券なら特払は7円返しで、
技術的にも厳しいのだ。

4.コンピュターランダム抽出(この項ピックアップ馬券として導入済)
・これは単にランダムでもいいのだが、
①無条件でランダムに購入する
②未発売のものからランダムに購入する。
③未発売のものから各欄の単勝低オッズのものから購入する
④未発売のものから各欄の単勝高オッズのものから購入する
の4つの中から選択させても良いと思う。
「ちょっとは考えて当てた」というのは意外な満足感があるものだ。

5.3重勝の導入も検討
・9Rから11Rの1着を当てるものとする。
(薄暮開催はメインを含む特別競争3レース)

6.上記導入費用はJRAが補助し、全地方競馬はJRAのG1については
場外併売する。地方主催交流G1はJRA側も地方場外を併売し、
相互乗り入れとする。
・これは私からのお願いだ。遺言だと思ってくれていい。
 目先の利益にとらわれず、競馬界、畜産業の裾野を広げる、
現在の苦境を乗り越えるため、万難を排して大同団結を果たして欲しい。

それにしても「はくぼ競馬」なんて、そこまで我々の知的水準は疑われて
いるのか。最初は「ぼくは競馬」に見えた。

「競馬は難しい」といわれたら、そこがおもしろいんですと言えないのか。

当場締切5分前はJAZZの名曲"Take five"でもながして、渋い社交場の
雰囲気を出せないのか。

最近はまた「新馬戦」に戻したみたいだが、「メイクデビュー」はない
だろう。

繰り返しになるが、私の好きな言葉は「成熟」と「洗練」。
万事「不易流行」である。
受け継がれたものと新しいもの。
伝えるために変えるべきもの。
歴史の重みと未来への責任を痛感し、
誤りなきよう心したい。

私も年をとったのかもしれない。
コメント
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