折々のうま-当たらぬでもなし

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被災者向け「最後の営業」=津波壊滅の給油所―宮城

2011年03月19日 09時32分10秒 | 東日本大震災
 宮城県・塩釜港を望む七ケ浜町。東日本大震災の津波で大半が流され建物の骨組み
しか残っていない給油所で、必死に地下タンクから軽油や灯油をくみ出そうとする人
たちがいた。
 厳しい冷え込みの中、避難所は暖房用の灯油や自家発電に使う軽油の不足にあえぐ。
寒さに震える被災者の「何とかならないか」という頼みに、「地下タンクは無事かも
しれない。店はもうだめだが、お世話になった地域の皆さんに残った油を役立てても
らえたら」と経営者の男性(52)が応じた。
 給油ポンプは既になく、停電で動かせる機械もほとんどない。使うのはノリ養殖で
ノリを吸い上げる機械。男性の叔父(72)がタンクに合うよう改造した。
 叔父も津波で機械の販売店を喪失。「養殖のいかだも全滅した。店は廃業。使い道
がなくなった機械だし、役立てないと」と笑顔で話すが、声には力がない。
 「いけるぞ。使えそうだ」。機械が吸い上げた軽油がホースの先から流れ出す。1
台だけ残った配達用の小型タンクローリーに「命の燃料」が少しずつたまっていく。
 「これで私が給油するのも終わりだろう。最後に役に立てて良かった」と男性。
雪が舞う中、30年近く続いた店の配達最終便が出発した。
(時事通信)

余りにも哀しい。
ナベツネはどうやって、この人達に「勇気と希望」を与えようというのだろう。

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