YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

言葉遣い

2013-02-12 07:36:19 | Weblog
ヘルパーの仕事を始めて、今まで考えていなかったことをいろいろと考えたり、
今までそれが幸せだと思ってたことがなかったことがとっても幸せなことだったり、
普通だったことが普通じゃなかったり…
と、毎日毎日私の人生が膨らんでいます 

写真は、ヘルパーとしての最低限のマナー、知識等をスタッフの一人ががまとめてくれたものです。

まず、思うのは『言葉遣い』

利用者さんたちは年を重ねている分、経験も、知識も豊富で、若い頃は第一線でプライドを持って活躍されてきた方たちです。
いくら認知症が進んできてるとは言っても、
動きや言葉が可愛いからといっても、
よく「子供に戻る」と表現されますが…
実際に子供になったわけではありません。
まだまだ意識の底には『プライド、恥じらい、気遣い…』等々たくさん持っていらっしゃいます。

幼児言葉を使うのはとんでもなく失礼なことだと思うのです!
例を挙げると
「お手々、きれいきれいしましょうね」
「お目目開いてください」 なんてね。

これは子供に対しても私は同じだと思うのです。

相手が子供でも、
子供はしたが回らなくてちゃんと発音できないけど…
大人がそれを真似ることはないと思うのです。

『手』 ひとつとっても、子供はうまく言えないから 「て~て」とか言うでしょ。
それを大人が真似して 「さあ、て~てを洗おうね!」っていつも言ってたら…
子供は「て~て」が正しい言葉だと判断して使うようになります。

子供しゃべりは可愛いけど…
大人は言葉を教える立場にあるんです!
きちんとした言葉を使うべきなのだと思うのです。

小さな子が意味も分からずに流行言葉を使うのを電車の中で聞くことがよく有り、その親たちはそれをちょっと自慢げに目を細めています。

なんでも吸収してしまうこの時期にこそきちんとした日本語を教え、その上で教えなくても覚えるのが流行語ではないのかしら?


この資料の最初に書いてある言葉
『言葉遣いは社会人としてのマナーです
* 「です」「ます」調で話す。流行語が混じった若者言葉は相手に不快感を与えます。
* おじいちゃん、おばあちゃんは厳禁です。
  「○○さん」と、きちんとお名前で呼びましょう。
  
  上司、入所者、入所者の家族、同僚、勤務中、等々場面に応じた言葉遣いが必要です。
  相手に応じた言葉遣いを身につけていきましょう。』

ちょっとした一言がその方のご機嫌を損ねてしまい、一日中不機嫌だった方。
逆にちょっとした一言がヒットしてその日一日笑顔が絶えなかった方。
一喜一憂を目の前で実感できる今のお仕事、刺激があって素敵です!

そうやって、入所者の方々は私たちに人生というものを教えてくださっているんだと、私は思います。