YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

歳を重ねる

2011-08-04 19:54:09 | Weblog

今日の夕焼けのちょっと手前は、こ~んなに綺麗だった よ。


今日考えるのは、『歳を重ねる』 について、

私の身体の大きな変化があった55歳。
それを過ぎてから、毎朝、ベッドの中で
(ああ、歳重ねてるな~ ) って感じる。

それは、“伸び (私は、この伸びが大好きで、街を歩きながらも、信号待ちの間にも 伸びをする。)” をする時に、ゆっく~りと “伸び”の姿勢にもっていかないと…
身体のいろんな所が、寝ている間にかたくなちゃってて 「あ いた いたた~ 

それから     して手の指を動かす。
毎日お寿司をまいているので、指の関節が固まってて…(笑)

そして、ほぐした指を使って、頭のマッサージ。
両手をにして、頭を包み、指先で頭をつかんで引っ張る。
これをすると、手(指)も頭も気持ちいい 

なんて事をベッドに中でして、起き上がる。
この時にも、いつの間にか 「ガバッ!!」じゃなくて 横向きになって「よっこいしょ 

これからは、もっともっと、こういう事が増えていって…
そういう事と、そういう身体と仲良くしていかないといけないのよね~。

老眼になって、文字や細かい物を見るのが面倒になる。
普通に歩いているのに、足が引っかかる。
上げてるつもりの足が…上がってないのよね~ 

いつのあいだにか…ヨガの片足でのバランスが…ふらつくようになり…

な~んて、言ってると、本当のおばあちゃんみたいだけど、
いいこともいっぱいあるのよ!

今まで、若い頃には見えなかったものがいっぱい見えてくる。
自然の美しさ、みんなの優しさ、そして…心の中。

今まで経験してきた事が、なんだかとっても役に立つ!
時々 (私って、あったま良~い!“おばあちゃんの知恵袋”みたい~!!) って自分で思っちゃう 


昔はね、
『爺婆っ子は三文安』
って言ったんだけど…
今、年寄りと一緒に暮らしている子供たちは、もしかしたら 『3ドル高』 なんじゃないかな~? って思う。

だって、やっぱり一緒に暮らしていると、年寄りを 『助ける』 『思いやる』 事が、普通にできるようになるんだもん!

でね、助けてくれたら、私たちはね
「いえ、大丈夫ですから!」
なんて言っちゃ 駄目!
だって…
もう、若い頃にいっぱいいっぱい頑張ってきたんだもん!
「はい、ありがとうね。」って、
若い人達に、素直に甘えれば…いいんだと…私は思う。













ドーナッツ病。 おじさん病。 おばさん菌。

2011-08-03 20:20:46 | Weblog

最近、T嬢と私の間で話題になっている病気。
と言っても、本当の病気じゃなくて、私たちが勝手に名付けてしまった、多分、歳を重ねると共に現れてくるのであろう症状です。

まず 『ドーナッツ病』 
これは。歳を重ねなくても現れます。
その人の性格と言ってもいいかもしれない。
名前の通り、中心が抜けている人の事。
私の周りにも、約1名、重症と言うか末期の人がいるんだけどね…(笑)

たとえば、メールで
「元気?日本は暑い?お昼何食べた?」って聞いたとする。
普通の返事なら 「元気よ!こっちは暑いよ~、寒いオーストラリアが羨ましいよ~! やすこは元気にしてるの?
私はね、超美味しいラーメン食べたよ、羨ましいでしょ? オーストラリアで、日本みたいなラーメンあるの?」
みたいな展開にならない?

ところが、ドーナッツ病の人の返事は
いきなり 「今日、おいしいロールケーキを見つけた、今度日本に来たら食べさせてあげるね!こっちは雨降ってる。」みたいな返事が来る 

「 う~、背中が痒い~~!! 」 って時に、上手い事、痒い部分だけを除いて、背中中掻いてくれる (笑)
なので、1つの事を聞くために、何度もメールをしなくてはいけない 

そういう人、近くにいない?
その人は、ドーナッツ星から来た  ドーナッツ星人  です 


『おじさん病』
これは、T嬢が詳しい症状を書いてくれたの。

『 最近私が発見した『おじさん病』なんだけど。

私って昔からおじさんが超苦手で、
それって『おじさん病』なんだって判明したのよ。

男の人って、ある時期まで『少年』だったり『坊っちゃん』だったり
とっても心が素直で、まっすぐだったりして
そこが男の人の可愛い所だったりするんだけれど

ある時期から、ホルモンのせいなのか
図々しくなったり、偏屈だったり、空威張りしたり
思いこみが激しかったり、何も言わなくてもわかっているだろう…的だったり
加齢臭だったり、聞く耳持っていないし

もう、嫌な部分ばかりが目立ってきちゃって
それを注意しても聞く耳が無いもんだから
そのまま人生突っ走っているし・・・

ほんと『糞爺』なんだよね 』←この部分はカットしようかと思ったんだけど…素敵な表現なので…採用させていただきました 


そして 『おばさん菌』
これも、私が言った 「おじさん病があるんだから、おばさん病もあるってことで…私にもおばさん菌がついてるかも! そんな症状が見えたら、T嬢、教えてね!」
に答えてT嬢

『お互いに、おばさん菌はミッチリついていると思うし
いつまでも20代のお馬鹿娘みたいだったら気持ち悪いじゃない・・・(笑)

強いて言うなら、熟成された良質なおばさん菌がついていると思えば良いのよ(笑々)

そう言う事を言っている事自体、かなりおばさん菌に侵されている私。
自覚症状有るけど、直せないのがおばさん菌なんだよね。

でも、私は『糞婆~』じゃないと思っているよ♪ 』


ね、このブログを読んでくれてる若者たちよ!
『年を重ねる』 とは、こういうことなのよ 

でもね、歳を重ねると、いいことも、楽しい事も、いっぱいあるから…
1年1年、味わって、素敵な年を重ねてくださいね 


今日の写真は、Kyが作ってくれた 『クローバーのお花の冠』 を嬉しそうにかぶって見せてくれた KIRA。

種まき (親の役目 Ⅱ)

2011-08-02 20:03:57 | Weblog
(今日、仕事帰りに、信号待ちをしていた道路の向こう側の街灯が、突然点きました  まだ青い空に、オレンジの電気が可愛かった 


昨日書いたことについて、今日一日、お寿司を巻ながら考えた。
(う~ん、やっぱ、まだ親の役割は…おしまい…じゃないな~ 

『生きる力』 をつけたら…
次は 『種まき』
この言葉は、何処から来たのか分からないけど、私は(ナオも)良く使う。
要は自分がして欲しい(して貰ったら嬉しい)事を、他の人にする事。
人の事を思いやる事なんだけどね。

まずは挨拶! 目を見て笑顔で! ←挨拶は相手よりも先に 
その次は困っている人を助けたり、寂しそうにしているお友達に声を掛けたり…
これらの共通点は 『お金がかからない』
だから、簡単に出来そうだけど…難しい。

これは、お説教したり、手取り足取り教える事ではなく、
『親がやっている所を見せる!』 という教え方が一番いいと思う。

子供は親の背中を見て育つものだから、
『親は子の鏡、子は親の鏡』 『お嫁さんをもらう時には、その母親を見てもらえ』
って言われるように、知らない間に親子は、同じ物(価値観とか感性)を持っちゃってるの。

って事は、子供を変えようと思ったら、親が自分自身を変えれば、子供も変わってくる。


あぶないあぶない、また話が逸れてきてる…

で、前に書いた 『種まき』をしておけば、その種が育ち、当然 『収穫』 できる時が来る。
それが、他の人に親切にして貰える、お友達が出来る という事。

これを、実際にやって、素敵な収穫を体験している人がいるの。
それは、癌持ちの 『ニム氏』
彼は、本当に人が良い、馬鹿みたいに優しい。
それも、誰彼と分け隔てすることなく、みんなに!(ちょっと、お節介? くらいに)
なので、時々 親切にした女性に (この人、私の事、好きなんじゃないの?)って勘違いされる事もあるらしい…(笑)

そういう彼が、癌持ちだって分かってから、彼から優しい気持ちを貰った人達が、『優しい返し』をしてくれている。
病院にお見舞いに来てくれる。
ご飯を作ってくれる。
心配、励ましメールをくれる…
彼は必ず 『ありがとう!』+笑顔 を返している と思う。

前にも言ったけど、
親は、ず~っと子供のそばに付いていてあげられないんだから、この心の 『種まき』 を自然に出来る子にしてあげてください。
みんなが助けてくれたら、そんなに心強い事ないものね 


それから、またちょっとずれるけど、
子供の叱り方。

『褒めてから叱る!』←これ、YASUKO流。
心って、子供だって大人だって、否定(叱る)されると 閉じてしまうと思うのね。
その閉じてしまった心に、何を言っても伝わらない。

逆に、褒められれば、心は開く 
開いた心は、忠告を受け入れられる。

これはね、実証済み!
私、マルティ(昔、働いていたイタリアンレストラン)の子達に、これ、やってたもん!
み~んな、めっちゃいい子に育ってくれたもん!

20歳過ぎた男の子でも、やっぱ褒められれば嬉しいのよ!
だって、57歳の私でも嬉しいもん 


でね、さっき家に帰る車の中で、ナオとこの事を話したんだけどね。
ナオ達、水泳のコーチのお勉強の中でも、子供を叱る時にはサンドイッチで叱れ って習うんだって 

『褒める』 『叱る』 『褒める』 のサンドイッチ。

 おお~!! これって、私流よりも強そう~ 








 

親の役目

2011-08-01 19:35:34 | Weblog
(真冬のコスモス=一軒おいてお隣の家の庭で)


この頃…なんだか…いろいろと思うことがあって…
ちょっとブログをサボってしました。

『未来』 『約束』 『親の役割』 『歳を重ねる』 『生きる』 『癌を持つという事』…等々

これらに共通して言えることは、『これが正しい』 とか 『これは間違ってる』 と言う決めがなく 『これだ!』 という結論も出ないという事。
すべて 心、精神的なものなので、人間一人一人の基準や価値観が違う。

なので、逆に言いたい事を言えば、言った者勝ち 


まずは 『親の役割』 について、私が思う事。

親は子供を育てる事で “親”になれる。
はじめから “親”として生まれてくる人は何処にもいない。
だから、子供は親に育てて貰うんだけど、親も子供に育てて貰う。

ちょっと気になって、辞典で調べてみた
『 親=物の生ずるもと。大小あるものの大きい方。中心となるもの。ばくちやトランプで、札を配る人。』
『 子=子供。若い人。利子。小さい物。人 』
この “子” の所に、面白いことわざ が出ていた
『 子は三界(さんがい)の首枷(くびかせ)=親は子供への愛情のために、一生苦労する 』
流石~!! 昔の人は良い事言うね 


いけない! また話が逸れた 

私は、親の一番の役割は、『自分で生きていける子供に育てる』ことだと思っている。
だって、親は、いつまで子供の側にいてあげれるのか…それは神様の決めることで…
いつ、子供が独りで放り出されるか分からない。
そう言う時に、独りで身の回りのことができ、独りで食べ、一人で危険から身を守る事ができる か 出来ないか では大違いだと思う。

それが出来たら、学問、マナー、人を助ける、人に迷惑を掛けない…等々と、広がっていく。
そして、あれもこれもと…限りなく広がる(笑)

でもね
津波に家族が飲み込まれて、一人になっちゃったら…
山の中で、一人だけ、道に迷ってしまったら…
船の事故で無人島に流されてしまったら…

学問よりも、何よりも役に立つのは 『生きる力』 だと思う。
それは、水を探す。 野草を探す。 火を作り出す。 生きようとする精神力。

その 『生きる力』と平行して育てて欲しいのが 『人を思いやる心、感謝する心』

それだけ出来たら 『親の役割』 は、おしまい!
でも、これが超~難しいのよね~ 

どうしても、みんな自分の子供は可愛いから、すぐに 『転ばぬ先の杖』をついてあげちゃう。
そうすると、子供は転ばない。
転ばないと、どうやったら転ぶのかが分からない。
怪我をしない転び方も分からない。

一度転んでみれば簡単に分かることなんだけど…
転ぶと痛いから、怪我をするから と親は杖をつく。

子供が何かを問われた時に、親が答える。
子供がしなくてはいけないことを、親が代わってやる。
子供が叱られた時に、親が謝る。
それでは、何も根本的な解決はないし子ども自身の何の栄養にもならない。

子供時代、若い時代の失敗、苦労、喜び、悲しみ…こういう経験すべてが人生の糧になるんだから!
こういう経験の回数が多ければ多いほど、人に優しくなれると思う。
自分が強くないと、人には優しくできない。
弱い人=優しい って思われがちだけど、弱い人はただ 弱いだけ だと私は思う。



嬉しいことに、このブログを見てくれている人達の中に
私みたいに、もう第一線子育て、ほぼ終了した人。
子育て真っ最中の人。
今から子供を…って考えてる人。
の3世代の人達がいる。


せっかく親になれたんだから…
子育てを、苦しむんじゃなくて、楽しんで、
自分の子供を、自分の責任で、身体を張って(笑)
手抜きはしても、心は抜かないで、
育ててみて下さい