HANAのしみじみデジタル日記

静岡でのんびり・・・

神奈川沖浪裏

2005-10-29 | 日常
 「芋の露・・・」の記事にfujiminoさんがとても素晴らしいコメントを下さいました。

 その中に出てくる葛飾北斎の富岳三十六景「神奈川沖浪裏」がこれ!

 写実とは程遠いこの絵の、でも恐ろしいまでの迫力は見る者を圧倒します。こんな浪の高い日にこんなにくっきり富士山が見えるはずもないし、まして舟を漕ぎ出すこともないでしょう。

 「富岳」と言いながらこの絵の主役は舟を飲み込まんばかりの大波。舟にはいつくばっている人の姿がどこかいじらしく感じます。それに対して揺るぎない富士の姿!

 こうして出来上がった絵(版画)を見るといろんなことが胸をよぎりますが、何もない所からこんなものを生み出した北斎はやっぱりすごい!

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