はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.308 やまゆり園の容疑者の笑顔に思うこと

2016-07-27 11:03:41 | ライフ
やまゆり園の事件の容疑者が送検されたときの映像がテレビで放映された。

車の中で容疑者は笑っているように見えた。

実際に笑っていたのかも知れないし、そうでないのかも知れないが、
笑っているように見えたことは事実である。

人間は楽しいと笑顔になるし、
その逆に、笑顔をつくることで楽しい気分にすることができる。
笑顔のときは「楽しい」と脳が勘違いするのだそうだ。

眩しいときの顔と笑顔は似ている、と伊坂幸太郎の小説にあったが、
太陽が眩しい海や、白銀の雪が眩しいスキー場で恋に落ちやすいこととも関係があるかも知れない。
苦痛の表情と快楽の表情も似ている。

車の中で容疑者が笑っているように見えたということは、
悲しみや怒りとは違う感情を持っているということなのだと思う。

辛いときにこそ笑顔、
というのはまさしくその通りで、
笑顔が脳に作用して、気分を前向きにしてくれて、
辛さから自分を救ってくれる。
だけど、悲しいときには悲しい顔をして、
一旦はその感情を自分自身受け入れるべきなんだと思った。

それにしても、
こんな大事件を起こしておいて笑顔でいさせてはいけない。

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