はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.206 母の日

2012-05-16 06:05:21 | コミュニティ
お陰様で忙しい日々を過ごしている。
予定が何もない土日も実はしばらくなかったりする。

先週の週末、土曜日は半年前から準備に関わっていたJCDA(日本キャリア開発協会)のCDA会員10,000人大会だった。
次の日曜日は母の日。と言っても僕は何もしなかったのだけれど、弟が母親を実家から自分の家に連れてきている。
母の日だからという理由ではないけれども、僕なんかよりもまったく親孝行な弟だ。
母親が来ているのは実は家探しだ。
父親の定年を待って栃木県の実家に帰ったのが10年以上前。
先に父親が逝ってしまって今は母親の一人暮らし。
近所に親戚や知人友人が多いのはありがたいことなのだけれど、交通が不便な場所である。
車の運転ができた父親が生きていた時は困らなかったのだけれど、車の運転ができず、自転車もそろそろ乗るのがキツくなっている母親にはどうにも住みにくい町らしい。
最近は、近所に会った生協が閉店してしまって、歩いて行けるスーパーがまったくなくなってしまった。

僕たち兄弟が住んでいた頃、30年前になるけれども、その頃は町にスーパーも八百屋も肉屋も数軒ずつあった。
ところが今や何もない。

歩いて食材も買いに行けない町。
もちろん、病院にだって行けない。
バスはもちろんタクシーも走っていないので知人友人にお願いしてお礼をして車を出してもらうことになる。

ただでさえ高齢者の一人暮らしは心配である。
僕や弟が住む近くに引っ越してきちゃいなよ、
という提案にのりのりでマンションを探しに出てきていたというわけだ。

子どもたちにしてみれば、夏休みなどに帰る田舎があることはいいなあと思うし、父親の墓のことなどを考えると母親が実家を手放すことはまったくいいことばかりでもないのだけれど、いろいろ考えると、やはり僕たちの住んでいる近くに住んでもらった方が良いのかなと思う。

さっそく、物件を決めたらしい。
母親にとっては、いい母の日だったかも知れない。

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