数年前にBSで録画した映画。
レストランの経営とか少し真面目に考えていたし、
料理も好きだったので、
いずれ何かの参考になるだろうと思って録画しておいた。
夕方から故郷の町で高校卒業30周年の同窓会があり、
出発する昼までの間めずらしく時間があったので観てみようと思った。
実は古い映画で、1969年の作品。
「かもめ食堂」(観てないけど)とか
「ショコラ」をイメージしていたらそれは見当違いで、
ヒッピーとフォークと青春の映画だった。
レストラン経営や料理の参考にはまったくならない。
ボトルネックのギターの音色の、風景によく合うフォークのBGMが
ストリートムービーを連想させるが、ストリートムービーでもなかった。
青春は危ういもので、うまくいかないもどかしさを、
社会とか、自分以外のもののせいにして、
飲んで騒いで、ドラッグ中毒になって、
もっともらしい歌詞の反抗の歌を歌って・・・。
ダサイなあと思いながら2時間後には、
30年前に青春をともにした友だちと会うために乗った電車の中で、
「まあ、俺もかなりダサかったけどね」とひとり言を言う頭の中には、
浜田省吾の「路地裏の少年」が流れていたりした。
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