はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.159 校長先生と話す。

2011-09-07 14:25:26 | キャリア教育
子どもの通う小学校の校長先生にお時間をいただき、子どもの話ならぬ仕事の相談をさせていただいた。

「農業」と「食」と「子ども教育」をパッケージにした教育プログラムをビジネスにしたいと考えているので、ご意見をうかがったのである。

埼玉県では「みどりの学校ファーム」という施策を平成20年からスタートしている。
小学校によっては自分たちで栽培した大豆で味噌をつくりみそ汁にして食べる、そばを栽培して自分たちで打って食べる、などのプログラムを実施しているところもあり、まさしく僕が考えている構想と一緒である。

しかし、何分、費用のことが難しいらしい。「地域の支援をいただき」と県は言っている。ボランティアで田畑を貸し出したり技術支援したりするのは大歓迎されるが、ビジネスとしてお金をもらうとなると、これはまた超えなくてはならない走り高跳びのバーのような高さのハードルがいくつもあるらしい。
もう一度、視点を変えたり考え方を変えたりする必要があると思い知らされた。

ついでなので「レゴ部」の設立構想の相談もさせていただいた。

教育は「学校」「地域」「家庭」の3つでそれぞれの役割を持って行うべきであると校長先生はおっしゃった。
現代は「家庭」や「地域」が機能しなくなっているので「学校」への過度の期待がある。
特に「地域」にはもっと頑張ってもらいたい、盆踊りやおみこしなどのお祭りや子ども会が主催するスポーツ大会やゲーム大会がもっと盛んになって欲しい。
お祭りなど、この辺りで実施している町会はわずかに1カ所だけである。
例えば、地元の威勢のいいオッさんとかが地域の子どもたちに対してちょっと良くないことも含めて社会教育を施す。地域ならご愛嬌で済ませられることでも、学校がやれば、それは大問題になったりする。だから地域コミュニティの担うべき教育は大切なのだと思う、だそうだ。

地域のコミュニティ、町会、子ども会のイベントとして「レゴブロック大会」の開催からやったらどうか、とおっしゃられた。

なるほど。「地域」という視点が僕は抜け落ちていた。

子どもの「学校」での教育について関わりを持って発言ができるように(実際こうして校長先生と話せるようになった)小学校の「おやじの会」に入ったけれど、町会と子ども会には所属していない。

「まずはそっからか」と思った。

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