僕はキャリアカウンセラーなので「キャリア教育」というカテゴリーを追加した。
キャリア教育は家庭から始まると思う。
お父さんやお母さんが自分の仕事の話(愚痴じゃなくて)をもっと子どもにするべきだ。
仕事の話じゃなくても、目標を決めて、目標のための計画を立てて、それを実践して、結果を評価するというプロセスを一緒に体験することはキャリア教育だと思う。
先週、長男は学校でマラソン大会があった。息子の小学校ではマラソン大会の本番の前に「試走」というのがある。
昨年、1年生の時は試走で、70数名中20番台後半のまあ悪くない成績だったが、それですっかり油断してしまったのかモチベーションが上がらなかったのか本番では40何位だった。
今年は試走で53番だか54番だかという有様。小学校2年生ぐらいだと長距離走は根性の差というか、モチベーションの差で順位がどうにでもなると思う。さすがに上位5番くらいまでは生まれつき速い子というのがいるのだろうけれど、頑張れば、にぶちんのうちの子だって20位程度だったら十分狙えるはず。
そう思ってお父さんは立ちあがった。
よし、日曜日は特訓だ!
一緒に走ってみると思った以上のふがいなさ。何百メートルも走っていないのに呼吸が苦しいと言い出す。でも、全然息とかあがってないじゃん。それって苦しいって思いこんじゃってるだけだって。
やむをえず、手をつないで無理やりに引きずるように公園の外周を2周した。
大丈夫、大丈夫、全然走れるよ。
そこで我々は作戦を立てた。
マラソンが始まったらスタートで抜け出すこと。そして、自分より速そうな子を見つけてその子にぴったりついて行く。速すぎるなと思ったら違う子に乗り換える。遅いな、物足りないなと思った場合も別の子に乗り換える。そして最後はラストスパートでその子を抜かしてゴール!名付けて「ついてき作戦」。
苦しくもないのに苦しいという顔をすると本当に苦しくなる。その逆に、笑顔で走れば、少しくらい苦しくたって、脳は笑顔だから楽しいと勘違いして、苦しさなんて感じなくなる、という僕の持論を持ちだして2つ目の「笑顔作戦」。
それから目標を定めた。
20位以内。モチベーションをあげるために副賞を付けた。20位以内に入ったら普段とても買ってあげないような、好きなものを買ってやる。ただしお父さんのお小遣いからなので一万円以内!
さあ、そして本番の水曜日。
僕が仕事を終えて帰宅すると、普段は迎えに来ない長男が玄関までやってきた。
さては成績良かったかな。
話を聞いたならなんと21位!最後の最後、ゴールまであと2、3歩のところで一人抜かれてしまったのだそうだ。何と勝負弱い。
そのことについて、あまりに詳しく説明してくれるので、はは~ん、これは20位の目標を達成しなかったけどご褒美は何とかしてもらえないかというプレゼンテーションなんだなと思った。よし、僕はそういうプレゼンは嫌いではない。
まあ、もう一息ではあったけど、頑張ったんだし努力賞はあげるよ。男は小さいうちにこういう成功体験をしておくことが必要なんだ。
キャリア教育は家庭から始まると思う。
お父さんやお母さんが自分の仕事の話(愚痴じゃなくて)をもっと子どもにするべきだ。
仕事の話じゃなくても、目標を決めて、目標のための計画を立てて、それを実践して、結果を評価するというプロセスを一緒に体験することはキャリア教育だと思う。
先週、長男は学校でマラソン大会があった。息子の小学校ではマラソン大会の本番の前に「試走」というのがある。
昨年、1年生の時は試走で、70数名中20番台後半のまあ悪くない成績だったが、それですっかり油断してしまったのかモチベーションが上がらなかったのか本番では40何位だった。
今年は試走で53番だか54番だかという有様。小学校2年生ぐらいだと長距離走は根性の差というか、モチベーションの差で順位がどうにでもなると思う。さすがに上位5番くらいまでは生まれつき速い子というのがいるのだろうけれど、頑張れば、にぶちんのうちの子だって20位程度だったら十分狙えるはず。
そう思ってお父さんは立ちあがった。
よし、日曜日は特訓だ!
一緒に走ってみると思った以上のふがいなさ。何百メートルも走っていないのに呼吸が苦しいと言い出す。でも、全然息とかあがってないじゃん。それって苦しいって思いこんじゃってるだけだって。
やむをえず、手をつないで無理やりに引きずるように公園の外周を2周した。
大丈夫、大丈夫、全然走れるよ。
そこで我々は作戦を立てた。
マラソンが始まったらスタートで抜け出すこと。そして、自分より速そうな子を見つけてその子にぴったりついて行く。速すぎるなと思ったら違う子に乗り換える。遅いな、物足りないなと思った場合も別の子に乗り換える。そして最後はラストスパートでその子を抜かしてゴール!名付けて「ついてき作戦」。
苦しくもないのに苦しいという顔をすると本当に苦しくなる。その逆に、笑顔で走れば、少しくらい苦しくたって、脳は笑顔だから楽しいと勘違いして、苦しさなんて感じなくなる、という僕の持論を持ちだして2つ目の「笑顔作戦」。
それから目標を定めた。
20位以内。モチベーションをあげるために副賞を付けた。20位以内に入ったら普段とても買ってあげないような、好きなものを買ってやる。ただしお父さんのお小遣いからなので一万円以内!
さあ、そして本番の水曜日。
僕が仕事を終えて帰宅すると、普段は迎えに来ない長男が玄関までやってきた。
さては成績良かったかな。
話を聞いたならなんと21位!最後の最後、ゴールまであと2、3歩のところで一人抜かれてしまったのだそうだ。何と勝負弱い。
そのことについて、あまりに詳しく説明してくれるので、はは~ん、これは20位の目標を達成しなかったけどご褒美は何とかしてもらえないかというプレゼンテーションなんだなと思った。よし、僕はそういうプレゼンは嫌いではない。
まあ、もう一息ではあったけど、頑張ったんだし努力賞はあげるよ。男は小さいうちにこういう成功体験をしておくことが必要なんだ。