農場長のつぶやき

花苗生産農場ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと農場での出来事をつぶやいています。

ルミネザ吉本

2010年01月24日 | プライベート
昨日の夜、したの高校一年生の娘を引率して「ルミネザ吉本」にいってきました。

娘はどうやら“エリートヤンキー”のファンらしく、このコンビの1時間漫才というのが今日の演目。

なんと、夜の10時から開演なんですよ!

埼玉の田舎娘をそんな時間に新宿に行かせられないでしょう!


ってな訳で、おかげさまで初吉本を経験させていただきました。


お客さんは、夜遅いというのに若い高校生くらいの女の子からOLさんらしい方まで200人位はいたと思います。

そんな中で彼らの漫才は始まりました。

まあ、本当のことを言って『まあまあ・・・ね。』ってところでしたが、このコンビを母の愛で育て上げようとしているのか、はたまた毎日の生活の中で面白いことがまったくないのかみんな結構笑いが出ていて、かなり面白い空間でした。

私はというと、ニッコリとは終始していたものの、ドッカンと笑うことはなく、離れた席にいた我が娘はどうだったのかとは思ったのですが、きっとニタニタ笑っていたことと想像されます。

この1時間のチケットが1,500円、200人入場していたとして¥30万円の売上げ。

そして50歳を前にしたおっさんにはあまり理解できないけれど、そこそこの漫才師ふたりを暖かく応援しているたくさんの人たち(正確には若い女性たち)。

これはいったいナンなのでしょうか?

なんだか偉そうに今日の出来事を分析するつもりはありませんが、100年に一度の・・・・・・といわれている割には元気な人たちが、場所が、時間があるじゃないですか!


この1時間のために1500円を払ってくれる女性たちはきっとパンジーを買うことはないと思うのです。

この人たちに本気で花を買わせるために何をするべきか?!?!?

これをまじめに、本気で考えなければいけないときなのだと思います。

「ハイフラワーの農場長、馬鹿じゃねえか?! 調子に乗りすぎだぞ!」なんて怒らないで下さい。結構これでまじめに思っているのです。・・・まだ考えてはいませんが。

私達は花壇苗を生産しています。園芸業界には鉢花、蘭、切花、枝物、植木、造園、ランドスケープ、屋上緑化・・・etc. いろいろな切り口がありますが、今の日本の人たちは私たちの考えている園芸とは違った何かをきっと必要としているのです。

「鉢花じゃなくてポット仕立てに」とか、「この苗は何輪以上咲かせないと値段が出ない」とかの小手先の良し悪しではなくて、もっと消費者の欲求に切り込んでいけるような考え方や手法を探っていかなければいけないのでしょうね。



ルミネザ吉本に行ってそんなふうに思ってしまう私は・・・・・・チョッと病気かと。


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コメント (4)
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