農場長のつぶやき

花苗生産農場ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと農場での出来事をつぶやいています。

用土積み 開始!

2013年01月25日 | Weblog
なかなか入荷しなかった赤土がやっと入ってくるようになりました。

赤土は埼玉県では難なく手に入る一番安価な、そして安定している材料だったのです。

しかし、この頃ではなかなか手に入りにくい材料になってきてしまいました。


そもそも赤土は太古の昔、富士山が大爆発した時の火山灰が降り積もった時の堆積物です。

ですから、どこを掘っても関東地方のかなり広い範囲が赤土ばかりなのです。


その赤土がなぜ難なく手に入ったかと言うと、

バブル期の建設ラッシュのときからずっと、かなりの数のビルの建設があって、

その地下階を建設するために掘った土が大量に出たのです。


ですから、以前は、「 赤土が出たのですが!? 」 という電話が入ると、

10トンダンプで50台くらいは容易にストックできたのです。


ところが近年の不景気はとどまるところを知らず、

さすがに最近ではめったに大きなビルを建てるところはなくなったようで、

以前の出所が東京都内が多かったことを考えると、

不景気という事がこんな面からも花業界に影響しているわけです。


ということで、赤土は最近ではある時にあるなりに納品してもらわないと

出ないときには全く出てこないという、貴重品ともいえるものになってしまいました。




そんな赤土が年明けから納品になって来ているので、

バーク堆肥を買い込んでこれから半分半分に軽く混ぜて積んで置きます。



     



チューリップ号の向こうにあるのが赤土です。

左にあるのはバーク堆肥。

この2種類を混ぜ合わせます。



バーク堆肥は日光にある業者から購入しています。

この堆肥はバーク、つまり、木の皮から出来ていますから、

放射能問題で一時出荷停止になりそうでした。

幸い花卉農場への出荷は止まらなかったのですが、

野菜の農場への出荷は一時ストップしたのですよ。

確かに安全第一ですものね。



どちらも富士山の太古の遺産と栃木県の林業の副産物という、

底なしの供給量のはずだったものが、

いろいろな影響から入手が難しい材料になってしまったことは

私にとって予測不能なことでした。



でも、この春も用土積が出来そうなので、夏までの材料はなんとか確保できました。

秋のパンジー用には途中で足りなくなると思うので、

また夏前にはこの作業が必要ですね。



用土積みは以前は私の仕事でしたが、

今では Haya-2 (ハヤツー)が頑張ってくれています。

Haya-2 のチューリップ号の運転もこの頃は(!?)上手になったので安心ですね!




         Haya-2 、頑張ってチョ!


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コメント (6)
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