昨日も暖かかったです。
気温はさほど上がらなかったのですが、
空気が冷たくなかったのです。
なんとなく春が近いのかなって思います。
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新規就農希望者への支援もしています。
少しばかりのアドバイスはできると思いますので、
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今日も応援をお願いいたします。
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ハイフラワーでは今年も新人さんを募集中です!!
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今日の記事は
「新規就農をするな!」とか、
「行政が農業への新規参入を拒んでいる!!」とか、
「農家はなぜ農地を貸してくれないんだ!!」
ということを言いたい記事ではないことを
最初にお伝えしておきます。
昨日はある農場で働いていた方が
新規就農をしたいということで
ハイフラワーもちょっと見ていただき、
お話を伺いました。
技術的にも確かなものを持っていらっしゃるようでしたが、
前に進むことができないということをおっしゃっていました。
自分の夢ははっきりとしていたとしても、
『農業』というのは大きな壁があって、
なかなか前に進むことができないものなのです。
いろいろと国の方針や制度は変わってきていますが、
状況は35年前と変わらないようです。
ツイッター・・・じゃない、
Xで新規就農の方が投稿しています。
何気なく今の苦労話を投稿していますが、
その就農までの道のりは
それはそれは大変なことなのですよ。
新規就農でまず心配になるのは技術です。
私が若いときには鉄砲玉のようでしたので、
ドカンと音がしたら前に進むだけでした。
ですからそんな心配は全くしていませんでした。
実際の農業の技術は簡単ですが、奥はとてつもなく深くて、
私の軸となる花の生産も花作りができるまでには
5年間という長い時間が必要です。
イチゴ、これもみなさん簡単に開業しますが、
私にはとても難しく、
これも私は半人前になるのに5年かかりました。
私が開業したころはバブル全盛で、
今思えば何でも売れました。
しかし今は品質が高く、しかも安くなければ
消費者は飛びついてはくれない時代。
5年間の我慢の時間、体もお金も持ちません。
そして何とか技術がついたとしても、
農地がないのです。
農地は農家にしか貸借売買することができません。
そのためには農家認定が必要です。
そもそも農家というのは50a、つまり5反、
えぇ~~~と、1500坪、5,000平方メートル
の農地を借りるか持っていないといけないのです。
つまり、普通はそんなものを持ってはいないので、
農家にはなれないのです。
「農家にはなるな!」と私には聞こえたものです。
役所に行くと、『農地法』の分厚い本を見せられて、
その個所を読んでくれます。
ただし・・・『施設園芸においては・・・』
と書いてあり、5反なくても農家になれるとあるのです。
しかし、前例がないものには慎重なお役所ですから、
だいたい話はそこまででおしまいになります。
新規就農をしたいと思っている人は遊休農地に敏感です。
『ここで〇〇が作れたらなぁ・・・』と
その草の生えている農地を見ながら思うはずです。
ぼろぼろにビニールが剥げているハウスを見ても
『あぁ~~~、ここのハウス、貸してくれないかなぁ・・・』
と眺めてしまうのです。
草がボォ~~~ボォ~~~であっても
農地は貸してくれません。
新規就農をしようとしている人は大体はいい人です。
自分に悪がないのを自分が知っているので、
きっと農地も貸してくれると信じています。
・・・私もそうでした。
しかし、農地は誰も貸してくれません。
門前払いになっちゃうのです。
今、新規就農を目指し農地の確保に苦労している方、
私が10万円、明日貸してほしいといって貸してくれますか?
おそらく貸してはくれません。
農地を借りるのはこれと同じことなのです。
今苦労をしている方には『何を言っているのやら』
という感じだと思います。私もそう思いました。
でも、実際はそれと同じだと相手の農家さんは
思っているはずです。
農地を確保するにはいろいろな方法があると思いますが、
これが一番のネックであり、壁だと思います。
どうやったら貸してもらえるかは
私にはこれというものはないです。
ある方はきちんとしたデータをもって
農家の方と交渉をしたと聞いています。
私はたまたま繋がったアメリカ研修の先輩に拾われました。
修行先の親方の紹介という人もいます。
いずれにしても、
どうやって自分を信用してもらうか
というところになるのかな。
最後に付け加えると、
『自分の目指す農業にとって
外せないことを抑える』
ということ。
例えば〇〇を作りたいのであれば、
その植物の環境が最も適切なところで探しましょう。
作るのは自信があるけれど、販売がネックということであれば、
販売するのに一番いいところで探しましょう。
人手が確保できないと生産できないとしたら、
人が集まってくれるようなところをで探しましょう。
ちなみに私は東京からできるだけ近いところ、
北限を決めて探しました。
中央市場に自分で運べる距離ということです。
今はちょっとそのまた北になているのですがね。
新規就農のいいところはどこでも選べるということです。
それは最大の弱みであり、最大の強みです。
私のアドバイスとしては
お金はかけてはいけません。
少し仕事をしてみると
自分の農業の方向性が分かってきます。
その時点で投資をしていると身動きが取れません。
今よりもいい場所が見つかることもあるのです。
根を下ろすのはそれが決まってからでいいと思います。
私も借金がほとんどなかったので、
25年前に共同で農場を持つ話に乗ることができたのです。
いろいろあった就農当初でしたが、
その後、花だけを作って30年、
そしてイチゴも作っている今があります。
今朝のやよい姫です。おいしかったぁ~~~~!!
花のハウスの一部をイチゴに切り替えて、
花の部門に助けられてやっと半人前になりました。
お陰様で、このように能登地震の義援金の募金も
お願いできるくらいにはなっています。
最後の最後のアドバイスです。
一人では何もできないものですよ。
新規就農、
それは孤独な戦いのように思えることもありますが、
実際にはたくさんの人に支えられて
初めて夢がかなうものなのです。
だから人と人とのつながりを大切にして、
熱意を持ち続けてください。
その頑張りを見てくれている人がいるものです。
頑張り続けていたら、手を貸してくれる人が
ひょっとしたらいるかもしれません。
私も思ってもいなかったたくさんの人からさえられて、
ここまで、そして今も農業に携わって
働かせていただいています。
なんて幸せなことでしょうか。
日々苦しいこともいっぱいですが、
それにまして、やりたいこと、好きなことをさせていただいて
生活ができ、一緒に働いてくれている仲間がいて・・・。
『農業をやってみたい!』という方、
私には大したことはできませんが、
応援だけはさせていただきたいと思います。
それは私を助けてくださった方への
ささやかな恩返しなのだと思っています。
頑張れぇ~~~~!!!
毎日お昼の12時に空を見上げましょう!
今見ている青空は地球の上にいる半分の人が見ることが出来ます。
地球にいる半分の人が、
自分にとって大切な人を思い青空を見る。
そのひとりひとりの思いをつなげつなげていくと、
いつの間にか地球上のみんなが同じ青空を見つめることにはなりませんか?
お互いの思いは青空を通してつながっているような気がしませんか?
世界中の人がそんな気持ちを持ってくれたなら、
世界中の人と人とはつながって、
きっと世界中は優しさでいっぱいになって、
『平和』 な地球になると信じています。
そんな思いに共感してくれた方が『青空の会』の会員です。
会員登録も退会も自由です。
組織も集会もない『青空の会』、運営するのはあなたの“大切な人への思い”です。
国も宗教も思想も組織も越えて、
毎日お昼の12時、みなさん一緒に青空を見上げましょう!
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