周りの物音に敏感な玄太郎。
B殿がズボンのベルトを締める音で、「!!!」
トンネルくぐって、B殿にまっしぐら。
「くぅ~ん」と、天下一品の甘え声でねだれば、B殿めろめろ。
めでたく、お出かけのお供。
さんぽ、だと思って、門で待ちかまえていたら…
「げんちゃ~~ん」
「しまった、ドライブかっ」
猛然とダッシュ。
玄太郎は、マメというか、なんというか、
こういう「ラッキー」をよくゲットします。
青太郎えこひいきと、言ってはばからないBどの。
青太郎のついでにお供になることが多いんですが、
青太郎、爆睡していて、耳がありませなんだ。
帰ってきたのも、散歩にいったのも全然気づきません!!!
ある意味、その方がしあわせ。
惇?
ちゃんと目を覚ましました。
今日は行く気分ではないそうでぇ。
天真爛漫を絵に描いたような寝顔。
玄太郎~
かぁちゃんのトレーナー、返してぇ。
惇も玄も、私がポイした洋服の上でよく寝ています。
可愛いんですけどね、
困るのよ。