TOMO's Art Office Philosophy

作曲家・平山智の哲学 / Tomo Hirayama, a composer's philosophy

社会人になっても熱い夏

2005年08月27日 | 音楽
 8月も末となり、学生の皆さんも夏休みがもう少しで終わってしまいますね。私の大学時代の夏休みといえば、サマーコンサートに旅行にオケ合宿に…とにかく大忙しでとても充実していました。

 でもでも社会人にだって熱い夏は来るんです!先週母校一橋の講堂で行われたくにたち室内管弦楽団の演奏会は燃えました!気心の知れた仲間たちと短いながらも集中した練習と演奏をすることができましたし、仕事や家庭とのバランスをとりながら自分なりに精一杯の演奏をすることができました。

 生活環境が変わろうと、少々体力が落ちようと、一生懸命なにかに取り組む楽しさは変わりません。今後、演奏会や音楽活動をできる時間が減っていくとは思いますが、また来年も熱い夏が迎えられたらいいなーと思います。

コメント (2)
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いよいよ演奏会!

2005年08月16日 | 音楽
 さてさて、TOMOの参加するくにたち室内管弦楽団の演奏会が次の日曜日に迫って参りました!
 
 今回の演奏会は社会人になって久々にじっくり取り組んだ演奏会となりました。やはり、練習時間の少なさや、合奏時間の短さなど社会人ならではの難しさがありますね。学生の頃などは自分が納得するまで何時間でも何日でもさらい続けることが出来ますが、社会人になるとこれが物理的に不可能になる。限られた短い時間の中でいかに練習して結果を出すか…これも一種のプロジェクトマネジメントですね。

 TOMO出演のプルチネルラは指揮者いわく「闘魂あふれすぎ」の超絶技巧にご期待(笑)TOMOの鬼気迫る!?ソロにもちょっとだけ耳を傾けていただけたらと思います。さてと、イメトレでもするか・・・

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近藤譲「<音楽>という謎」を読む Ⅰ・音楽とはなにか?

2005年08月08日 | 音楽
【要約】
 
①そもそも「音楽とはなにか」という問いには答えがない。それは「人間とはなにか」とか、「世界とはなにか」という問いと一緒で、きわめて抽象的で主観的な答えしか得られない。それでも人は問い続ける。それは答えを得るためではなく、「問う」ことによって、「考える」ためである。

②「音楽は本質的に社会的な性質をもっており、それなしには存在し得ない」音楽を誰かが作るとき、または奏でるとき、そこには必ず聴き手が存在する(もしくは想定されている)。なぜなら誰も理解できないような音楽は作ること自体無意味であるから。誰にも理解できない個人的な音楽があってもいいではないか、という人もいるかもしれないが、そんなものは存在し得ない。自分以外「誰にも理解できない音楽」など、常人には創造しえないからだ。

【TOMOの一言】
 「音楽は本質的に社会的な性質をもっており、それなしには存在し得ない」
 まさにこの通りだと思います。作曲するにせよ、演奏するにせよ、そこには常に聴き手がいる。逆に聴き手を無視した演奏や、曲に魅力はないでしょうね。

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