クラッシックを聴いていると、誰にでも「この曲はこの演奏!」みたいなCDがありますよね。私の場合はラヴェル編ムソルグスキーの「展覧会の絵」。これはチェリビダッケ/ミュンヘンフィルの演奏じゃないとどうしてもダメなんです!永遠の名演奏です。もちろん他にもいろいろ聴いているし、他の演奏も素晴らしいのだけど、小さい頃レコードで聴いたこの演奏からどうしても離れられないのです…。
が、ここまで凝り固まった私の「展覧会の絵」を根本から覆す録音に最近出会いました!ジュリアン・ユー編「展覧会の絵」です。ラヴェルの編曲はムソルグスキの原曲に非常に忠実に(というよりほとんどそのまま)オケ化しているのに対し、ジュリアン・ユーは独自の観点からこの曲を捉えなおしています。ほとんどの管が一管という室内楽編成。北京生まれの作曲家とあって、エスニックなサウンドですが、ナショナリズムなどとはまったく無縁の自由な響きです。
はっきり言っておきますが、この人は間違いなくラヴェルを意識しています(現代作曲家なら当たり前ですが…)意識した上で、それに対する強烈なアンチテーゼを突きつけているんです。バーバヤーガ~キエフへの移行部なんて…ラヴェル編を聞き込んだ人なら絶句してしまうでしょう。なんてったって「正反対」の編曲なんですから。
これはとにかく聴いてみてもらうしかないですね。この曲はオーケストラアンサンブル金沢の演奏でみごとな録音がなされていますので、是非!!
(MyFavoriteでも紹介しております)
*カラレガの皆様、必聴です!!
が、ここまで凝り固まった私の「展覧会の絵」を根本から覆す録音に最近出会いました!ジュリアン・ユー編「展覧会の絵」です。ラヴェルの編曲はムソルグスキの原曲に非常に忠実に(というよりほとんどそのまま)オケ化しているのに対し、ジュリアン・ユーは独自の観点からこの曲を捉えなおしています。ほとんどの管が一管という室内楽編成。北京生まれの作曲家とあって、エスニックなサウンドですが、ナショナリズムなどとはまったく無縁の自由な響きです。
はっきり言っておきますが、この人は間違いなくラヴェルを意識しています(現代作曲家なら当たり前ですが…)意識した上で、それに対する強烈なアンチテーゼを突きつけているんです。バーバヤーガ~キエフへの移行部なんて…ラヴェル編を聞き込んだ人なら絶句してしまうでしょう。なんてったって「正反対」の編曲なんですから。
これはとにかく聴いてみてもらうしかないですね。この曲はオーケストラアンサンブル金沢の演奏でみごとな録音がなされていますので、是非!!
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