TOMO's Art Office Philosophy

作曲家・平山智の哲学 / Tomo Hirayama, a composer's philosophy

世界のトミタ(トヨタではない)

2006年10月28日 | 音楽
 最近、やたら英語でメールを打ってます。例の海外サイトで結構友達が出来て、色々感想交換やら、音楽談義やらしてるんです。大抵はシンセサイザを使って作曲している人達なので、そっちのほうの話題が多いんですが、とにかくよく出るのが「冨田勲」!向こうの人にとっては「Isao Tomita」は「legend」なんだそうです。日本では冨田勲の話なんかほとんどしたことないのに…なんかちょっと複雑な気持ちですね。
 今は冨田の「惑星」を聴きながらブログ書いてます。鍵盤もまだついていなかったシンセでよくこんなサウンドを作れたもんだと感心するばかり。斬新な曲の捉え方と自由な発想(というより抜群のユーモアかな)。正直、平原綾香なんか目じゃないです(←僕だけ?)こういうセンスは日本ではあまり評価されないんですかね…。

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笑い話

2006年10月24日 | Weblog
今日、テレビを見ていた娘(2歳)が「おぎやはぎ」を見て言いました。
「これ、パパのお友達ね~」

まあ、確かにメガネは似てるけどさ(笑)

*おそらくTOMOを知ってる人しかわからないでしょう…。

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世田谷美術館「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」観覧記-前編

2006年10月07日 | 芸術
 今週はようやく仕事がひと段落。久々の晴天に誘われ、砧公園内にある世田谷美術館に大好きなアンリ・ルソーを見に行く。
 
 アンリ・ルソーは1844年生まれのフランスの画家。税関吏で、昼夜パリに集まる物品を監査する下級役人だった。仕事の傍ら絵を描き、アンデパンダン展という無審査の展覧会に絵を出品していた。当初はその独特なタッチが極めて幼稚であると酷評されたが、60歳を過ぎてからピカソや批評家ウーデにその革新性が見出される。

 ルソーらは後に「素朴派」と呼ばれるが、その特徴は「見えるように描く」のではなく「知っているように描く」ことであると言われる。
 自分はこの表現は結構的を得ていると思っている。実際、ルソーの絵を見てみると遠近感に乏しく、色彩も非現実的である。ただ、これはルソーが風景をそのまま絵に置き換えたのではなく、自分の心に写った世界に忠実に作画したからだと思う。そこでは遠近はさして意味を持たず、イメージの強さがキャンバス上でのポジションを左右する。
 その意味でルソーの絵が幼稚であるという批判はあたらない。今回の展覧会でも感じたが、ルソーは木々の葉一枚一枚まで丹念に描いており、入念に重ねられた筆は独特の質感を出している。ルソーにアカデミックな技術がなかったのではなく、ルソーの表現がそのような技術を必要としていなかった、と見るのが正しいと思う。

 今回は国内の美術館に所蔵されている作品のみであったが、大好きな一枚である「サン=ニコラ海岸から見たサン=ルイ島」をじっくり見れてよかった。この作品は日没後のパリを描いた作品。青、白から暗へのコントラストがこの上なく素晴らしい!以前からこの作品に描かれている人物がルソー自身のような気がしてならなかったのだが、解説に「川岸の積荷周辺に立っていることから、税関吏であろう」とあったので確信した。
 ルソーは税関の仕事をしながら、絶えず絵画への衝動を感じていたのではないだろうか。日没の川べり、幻想的なパリの風景をみながら、画家への夢を募らせていたに違いない。
 夕闇のなかにぽつんと佇む影に、しがない役人である自分への悲哀と、夢を諦めきれない切なさが感じられる。

 なんでこんなにルソーに共感するんでしょうね、僕は(笑)
コメント (4)
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世界進出開始

2006年10月01日 | 音楽
 僕の夢は、人の心を深く揺り動かす音楽を創り、世界中の人に聴いてもらうことです。「なにまた馬鹿なこと言ってんだコイツは」と言われそうですが、大切な夢なので人にとやかく言われても気にしません!
 
 ただ、最近になってふと気づいたことがあります。「人の心を深く揺り動かす音楽を創る」にはまだまだ未熟だけど、「世界中の人に聴いてもらうこと」は案外簡単にできるのではないか。
 で、色々調べてみたところ、海外にも音楽の投稿サイトがあって、アマチュアミュージシャンが腕を磨きあっている様子。ちょっと無謀かとも思いましたが、思い切って参加してしまいました(笑)

 そんでもって…早速メッセージが一通入りましたよ!なんとルーマニアの作曲家から!久々にとても興奮したので、メッセージの一部を転載。

I like your style. Your music are very ambiental and relax for meditation.

 やっぱり夢はあきらめちゃダメですね!!

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