TOMO's Art Office Philosophy

作曲家・平山智の哲学 / Tomo Hirayama, a composer's philosophy

クリスマス向けて編曲

2005年11月27日 | 音楽
 私のHP、意外といろいろな方が見てくださっているようです!とくに多いのが、「アンサンブルの譜面をください」という問い合わせ。やはりホルン関係の方が多いようですね。とてもうれしいことです。
 作曲というのはともすれば自己満足の世界に陥りがちなので、こうして反応をいただけるととても参考になるし、励みになります。アンサンブルの編曲はしばらく滞っていたので、今週中にクリスマス関係のアンサンブル曲を一曲発表する予定です。ホルン吹きの皆さんに喜んでもらえるといいのですが

 オリジナル曲のほうはまだまだ修行不足だな…頑張ろう。。。

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つまらん勉強

2005年11月20日 | 哲学的考察
 本日は簿記2級試験を受けてきました。金融関係の仕事をしているので、必須の知識ではあるんですが…とにかくつまらない(笑)やはりこういう実学というのは奥行きがないですよね。法律にしたがって決められたとおりに計算をする。まったく創造性のない世界です(創造性があっても困りますが…)

 もちろん、こういう知識も必要ではあるんですが、毎日仕分けや財務諸表とにらめっこしていると、だんだん視野が狭くなってきます。いかに余計なものを省いて「利益」を上げるか、という世界ですから、自分で深くものを考える、幅広く興味を持って調べるという時間が少なくなってしまうんです。

 最近は意識して哲学や芸術関係の本を読むようにしています。どんなに忙しくても頭をいろいろな角度で使っていかないと、人間が薄っぺらになってしまうような気がして…。
コメント (2)
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シェーンベルク&リーン編・マーラー「大地の歌」

2005年11月14日 | 音楽
 昨日、久しぶりに夫婦水入らずで横浜にコンサートを聴きに行って来ました。エルヴェ・ニケ指揮/オーケストラ・アンサンブル金沢による「大地の歌」です。とはいっても通常のオケ版ではなく、シェーンヴェルク&リーン編の室内楽編成版「大地の歌」です。珍しい!

 「大地の歌」はマーラーが友人からもらった中国の詩集にインスピレーションを受け、大編成の管弦楽付の歌曲として作曲しました。李太白、孟浩然、王維の詩をテノール、アルト(またはバリトン)が楽章ごとに交代で歌い上げます。
 今回演奏された室内楽版は、シェーンヴェルクが主催していた「私的音楽演奏協会」(マーラーやラヴェルなどを室内楽に編曲して演奏する団体)にて演奏される予定でしたが、同協会が財政破綻したため、シェーンヴェルクによる編曲案だけが残されたというもの。これをもとにライナー・リーンが編曲を行い、1983年にトプラッハ音楽祭で演奏されました。

 私は大のマーラーファンなのですが、実は「大地の歌」はあまり好きではありません。ところどころに出てくる中国的な旋律にちょっと違和感をおぼえるのと、あまりに大きな編成に歌手が声を張り上げるので、リリカルな感じがしないからです。
 でも、今回の室内楽版の演奏は素直に感動しました!!小編成のオケと歌手のバランスが絶妙で、なによりアンサンブル感がありました。その上、個々の楽器の音が良く通るので、曲の細部や、構成が非常にわかりやすく伝わってくる。「大地の歌」ってこういう曲なのか!と、あらためて見直しました。
 それにソロの二人、白井光子とクリストフ・プレガルディエンが素晴らしかった!歌い方がとてもsmartだし、うまくオケに声を乗せるので、声がストレートに聴こえる。私はでかい声しか出せない歌手(某大物テノールとか)が大嫌いなのでとても心地よかったです。

 ただ、ひとつ心残りなのは、フライング拍手&ブラボー…。最終楽章、「永遠に…永遠に…」と限りなく美しく消え入るあの一瞬の静寂…のはずが!!もはやマナーの問題じゃないですね。ああいう音楽の肝を感じ取ることのできない日本人のレベルの低さを嘆くしかないです。高い金払って聴きに来てるんだろうに…。

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気まぐれDTM考①

2005年11月08日 | 音楽
 音楽の知識がなくても作曲はできる。DTMの世界で交流をしていると楽典の知識がない人が多いことに驚かされます。和音やコードがわからないなんてのはザラで、なかには「調性」ってなに?という人までいます。
 ただ、そういう人たちの作曲が幼稚かというと必ずしもそうではない。いろいろな音を効果的に使っていたり、すごくオリジナリティーのあるメロディーだったり、なかには斬新な現代音楽と見まがうような作品もあります。

 これはDTMの大きな特徴のひとつのようです。DTMは作った曲をすぐ演奏できるという利点があるので、Try&Errorで音や和音を探りながら曲を作ることができます。最近ではDAWと呼ばれる音楽制作を総合的にサポートするソフトウェアの進歩で、楽譜が読めなくても、キーボードや鼻歌でリアルタイムに曲を作ることができるようになりました。
 こうなると作曲に必要なのは知識というよりもセンス、感性になってきます。音楽理論通りに曲を「組立てる」のではなく、面白い響きやメロディーをいかにして「探すか」「感じ取るか」という世界になっていくわけです。

 まあ、音楽知識ゼロで作曲するのは非常に難しいし、そういう人の作品は音楽的に崩壊していたりすることが多いのが現実ではあります。ただ、コンピュータの進歩によって作曲方法に「直感的な」要素が入ってくるというのは面白い現象だと思いませんか。

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新曲完成しました

2005年11月03日 | 音楽
新曲「Sunset」が完成しました。
自分としてはいろいろ実験した作品になっています。

第一にVSTインストゥルメント、主にシンセサイザーを多用した点。今まではピアノやストリングスなどを使っていましたが、DTMならではのサウンド作りを目指してシンセサイザを利用しました。デジタルなサウンドでどこまでアナログの世界(夕暮れ)を表現できるか。是非皆さんに聴いていただいて、感想をいただきたいところです。

第二にVSTもそうですが、Pitchなどのエフェクトをかなりいじったり新しい技術に挑戦しています。まだまだミキシングというには程遠いですが、波形編集などもちょっと手をつけています。

DTMの世界は奥が深いです。今後さらに技術を勉強して行こうと思いますので、皆さんもたまには聴いてやってください!

「Sunset」はこちら→http://www.geocities.jp/haitaka0727/sunset.html

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ご報告

2005年11月01日 | Weblog
今週は風邪でダウンしてブログかけませんでした。
(なのにちゃっかり新曲をUPしているが・・・)
また来週頑張ります!

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