6月7日ヤスミナ・クラグリッヒが新作「Bagatelle - Hommage a Ludwig」初演

6月7日、フランスのオンラインコンサート「Komm Bach Festival -"Tell me another story"にて
ピアニストのJasmina KulaglichがTomo Hirayama新作「Bagatelle - Hommage a Ludwig」を初演します。
もともと彼女のオールベートーヴェンリサイタルの為に書き下ろした作品ですが、コロナにより中止になってしまいました。
フランスは日本以上に厳しい状況ですが、あきらめずに初演に挑むヤスミナの強い意志に感謝しています。
日本では若干視聴しにくい時間帯ですが、ご覧頂ければ幸いです。
（日本時間：作品初演は2020年06月07日23:00頃予定）

Festival Komm, Bach!

ヤスミナ・クラグリッヒ

１分間のダンス＆ミュージックコラボレーション「One Min Dance No.1」

１分間のダンス＆ミュージックコラボレーション
One minute dance and music collaboration.

Dance Kay Hirayama
Composer Tomo Hirayama

It's music(wav) can be downloaded from this website.
https://audiostock.jp/audio/824787

平山智　Tomo Hirayama (composer)
http://tomosartoffice.sakura.ne.jp/

One Min Dance No.1

クラリネット独奏の為の「People, Coming and Going」演奏・岩瀬龍太

同時代に生きる作曲家と演奏家の関係はインタラクティブなものだ。
作曲家は演奏家という「他者」を取込むことで「差異（新たな価値）」を研磨する。
演奏家は未知の曲に挑むことで表現の可能性を広げる。
どちらも熱意と根気を要する創造的行為だ。

クラリネット奏者の岩瀬龍太さんもそんな演奏者の一人。
コロナ禍でも変化と挑戦を止めない。

大都会の「行きかう人々」の中で
彼や初演者のトーマス・ピアシーと出会えたことに感謝している。

岩瀬龍太
https://ryutaiwase.com

楽譜
https://www.creema.jp/item/5505444/detail



Good players inspire composers.
Good music pieces bring out player's potential.
I appreciate meeting good clarinet players,
Ryuta Iwase and Thomas Piercy who premiered this piece.

2020年コロナ禍～今、作曲家がすべきこと

作曲家というのは幸せな生き物だ。
この閉鎖と隔離の状況下でも書き続けることが出来る。
もちろん、演奏会や録音は中止になり、依頼は当然無くなった。

でも、書き続けることで我々は思考し、生きる意味を問い、
来たるべき新しい時代の価値観とものの見方を探ることが出来る。

運が良ければ、前を向き続ける演奏家たちと、それを世に問うこともできる。
音質や空気感はライブに遠く及ばないけど。

医療、介護、観光、飲食など苦悩の日々を送る人たちに感謝と心ばかりの物資を送りつつも、
僕は今日も書くことをやめない。
いつ如何なる状況でも創造を続けるのが、真のクリエイターだ。

From Ode To Joy