バッハの小フーガ(ト短調)を木管五重奏用に編曲しました。新潟に島流しにされてしまった木管五重奏団カラヤン・レガートのオーボエ奏者がちょいと東京に帰ってきたので、アンサンブルで遊ぼうと仕事を忘れて徹夜で書き上げました(早朝4時完筆!)
⇒しゃあない、試しに聴いてやろう!
それにしてもバッハの編曲は難しい。基本的に必要充分な音で組み立てられているので、下手にいじれない。音を抜くとすかすかの和音になってしまうし、音を加えるとゴテゴテした粗悪品になってしまう。特にフーガは構造が把握できないと全くメリハリのない曲になってしまいます。(バッハは構造を考え作っていたんだろうか、本当に…)
今回、小フーガの編曲に挑戦しようと思ったのは高橋悠治の見事な編曲を聴いたからです。原曲のオルガンに勝るとも劣らない見事な出来!いや、むしろ原曲より躍動感があり、起承転結が浮き上がってくる。にもかかわらず、譜面を見ると音は最小限に削られている。うまく曲の肝だけ抽出しているんですね。凄い…。一点悲しいのは高橋悠治の編曲が秀逸過ぎて、後の曲が見劣りしてしまう点。全部自分で編曲してくれれば超一押しのCDなんですが(笑)
ちなみに高橋悠治は現代作曲であり稀有な音色をもつピアニストです。グレン・グールドが斬新なフレンチなら、高橋悠治は噛めば噛むほど味のでる極上のスルメだ、といったら怒られるでしょうか?著作物も読ませていただきましたが、思考の次元が違いすぎる…天才ですね。
⇒しゃあない、試しに聴いてやろう!
それにしてもバッハの編曲は難しい。基本的に必要充分な音で組み立てられているので、下手にいじれない。音を抜くとすかすかの和音になってしまうし、音を加えるとゴテゴテした粗悪品になってしまう。特にフーガは構造が把握できないと全くメリハリのない曲になってしまいます。(バッハは構造を考え作っていたんだろうか、本当に…)
今回、小フーガの編曲に挑戦しようと思ったのは高橋悠治の見事な編曲を聴いたからです。原曲のオルガンに勝るとも劣らない見事な出来!いや、むしろ原曲より躍動感があり、起承転結が浮き上がってくる。にもかかわらず、譜面を見ると音は最小限に削られている。うまく曲の肝だけ抽出しているんですね。凄い…。一点悲しいのは高橋悠治の編曲が秀逸過ぎて、後の曲が見劣りしてしまう点。全部自分で編曲してくれれば超一押しのCDなんですが(笑)
ちなみに高橋悠治は現代作曲であり稀有な音色をもつピアニストです。グレン・グールドが斬新なフレンチなら、高橋悠治は噛めば噛むほど味のでる極上のスルメだ、といったら怒られるでしょうか?著作物も読ませていただきましたが、思考の次元が違いすぎる…天才ですね。