~もうすぐ中学生になる娘の為に、ブライアン・イーノを聴きながら~
Tomo「ここにリンゴが1つとミカンが1つあります。合わせていくつでしょう?」
Youh「こんなの簡単。2つに決まってるじゃん!」
Tomo「そうかな~。じゃあ、問題を変えようか。リンゴジュースが1杯とミカンジュースが1杯あります。あわせて何杯でしょうか?」
Youh「え…2杯かな…。あ、でもどうやって合わせるの!?混ぜちゃったら1杯?」
Tomo「そうだねぇ。難しいね。混ぜちゃったら1杯だけど、それってミックスジュースだよね(笑)
それにリンゴジュースが1ℓパックで、ミカンジュースが缶ジュースだったら、それって2杯なのかね?
全然量が違うけど。」
Youh「うーん…確かに。リンゴとミカンもよく考えたら、合わせても2つにならないねぇ。
それって、リンゴ1つとミカン1つだよねぇ。」
Tomo「そうそう!リンゴとミカンは合わせてもリンゴとミカンだからね(笑)
でも、リンゴとミカンは『果物』だから…果物としては2つって言えるな」
Youh「う~ん、よくわからなくなってきた~。ムキー(怒)!」
Tomo「Youh、これはね、『抽象化』っていう考え方なんだよ。
『抽象化』っていうのはそれぞれが持っている個性や特徴を一回無視してモノを考えること。
リンゴは赤いし、ミカンは黄色い。けど、それをあえて無視して『果物』または『物体』って考えると、
1(個の果物)+1(個の果物)=2(個の果物)になるんだね」
Youh「そうかー。じゃあ計算をするときはちゃんと意味を考えないといけないねぇ。面倒くさ~」
Tomo「まあ、テストでいちいちそんなこと考えてたら100点とれないよね(笑)
でもね、これはとても大事なことなんだよ。
ニュースや新聞で『昨日、○○の事故で32人死亡しました』っていう時に、
その32人はどこの誰で、どんな家族が居て、どんな人生を送ってて、どんな人が悲しんでいるのか。
僕らはきちんと『想像力』で補わないと、人間でさえ、ただの『物』になっちゃうんだ」
Youh「そうか。じゃあ『抽象化』するときは『想像力』も使わないといけないんだね」
Tomo「そうそう!そのバランスが大切なんだ!やっぱ天才の子は天才だなー、はっはっは(笑)」
Youh「パパはね~、他人からどう思われてるか、もうちょっと想像しないとダメだよ…」
Tomo「ここにリンゴが1つとミカンが1つあります。合わせていくつでしょう?」
Youh「こんなの簡単。2つに決まってるじゃん!」
Tomo「そうかな~。じゃあ、問題を変えようか。リンゴジュースが1杯とミカンジュースが1杯あります。あわせて何杯でしょうか?」
Youh「え…2杯かな…。あ、でもどうやって合わせるの!?混ぜちゃったら1杯?」
Tomo「そうだねぇ。難しいね。混ぜちゃったら1杯だけど、それってミックスジュースだよね(笑)
それにリンゴジュースが1ℓパックで、ミカンジュースが缶ジュースだったら、それって2杯なのかね?
全然量が違うけど。」
Youh「うーん…確かに。リンゴとミカンもよく考えたら、合わせても2つにならないねぇ。
それって、リンゴ1つとミカン1つだよねぇ。」
Tomo「そうそう!リンゴとミカンは合わせてもリンゴとミカンだからね(笑)
でも、リンゴとミカンは『果物』だから…果物としては2つって言えるな」
Youh「う~ん、よくわからなくなってきた~。ムキー(怒)!」
Tomo「Youh、これはね、『抽象化』っていう考え方なんだよ。
『抽象化』っていうのはそれぞれが持っている個性や特徴を一回無視してモノを考えること。
リンゴは赤いし、ミカンは黄色い。けど、それをあえて無視して『果物』または『物体』って考えると、
1(個の果物)+1(個の果物)=2(個の果物)になるんだね」
Youh「そうかー。じゃあ計算をするときはちゃんと意味を考えないといけないねぇ。面倒くさ~」
Tomo「まあ、テストでいちいちそんなこと考えてたら100点とれないよね(笑)
でもね、これはとても大事なことなんだよ。
ニュースや新聞で『昨日、○○の事故で32人死亡しました』っていう時に、
その32人はどこの誰で、どんな家族が居て、どんな人生を送ってて、どんな人が悲しんでいるのか。
僕らはきちんと『想像力』で補わないと、人間でさえ、ただの『物』になっちゃうんだ」
Youh「そうか。じゃあ『抽象化』するときは『想像力』も使わないといけないんだね」
Tomo「そうそう!そのバランスが大切なんだ!やっぱ天才の子は天才だなー、はっはっは(笑)」
Youh「パパはね~、他人からどう思われてるか、もうちょっと想像しないとダメだよ…」