40歳になったK嬢は23歳のイタリア料理店で働く年下の男性と食事に行くことになった。
もともと、正直な彼女は何度も食事をするうちに、彼を騙している罪悪感にさいなまれはじめた。
既婚者であることは話てはいるものの、本当の年齢は言ってない。ある日、正直話した方がいいと切り出した。
「あのぅぅぅ、実は私、歳をごまかしてたの」
すると彼は「あ、そうなんだ。何も気にしてませんよ。2,3歳のことでしょ?
35歳って言われたら引きますけどね」と笑ったらしい。
「げげっ」・・・K嬢の背中に冷や汗が流れ、もう、それ以上は何も言えなくなった。
「違うのよ~2,3歳じゃないのよ~35歳なーんて、とっくに過ぎてるーーー実は12歳もごまかしてるのよーーーー」なーんて一言も言えなくなってしまったらしい。
「正直に白状しようと思ったのにチャンスを失ってしまったの」っとガックリ肩を落としている彼女に「それならそれで徹底してシラをきれば?ただし、カラオケには絶対行かないこと!!」っと忠告しておいた。
私も過去に遊びで年下の男性と付き合っている時、カラオケに行き、散々な思いをした事がある。
知らないのだ~その年代に流行った曲を。
テレビを見ていても、最近は綺麗な男の子が多くて感心する。
外見だけならば、オヤジを観ているより、若い子を見ている方が楽しい。
男性が、おばちゃんを見ているよりも、若い女の子を観ているほうが楽しいのと同じだ。
若い子の、オバカは許せるが、オヤジのバカは許せない。
未熟でもオバカでも許されるのが若さの特権である。
が、人間、誰しも歳をとる。おばちゃんも生まれた時から、おばちゃんではない。ピチピチした若い時があったのだ。
中年女性にとって若い男性は「目の保養」だそうだ。目の保養や食事をする程度で済んでいれば罪はない。
いつまでも可愛さ、初々しさを維持出来なくなると、いつか年下好みの女性達から残酷に切り捨てられる。
以前にテレビで入団して間もない清原の姿を見た。驚いた!あの初々しさ!!
今のわけのわからない体のデカさと色の黒さと両耳のデカいピアスは何なのだ!!
彼に胸ときめかせた年下好みの女性達には、すでに見限られてるに違いない。
動物以外は殆ど興味がない私は、彼女達の年下好みを傍観して楽しんでいるけれど、青年から成長してオヤジの臭いがした途端に切り捨てられる男性に同情はしない。
幾ら食事だけとは言え、その間、ちやほやされて、楽しい時間を過ごせたのだから。
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