私はケーキを買いに行く時は、始めに何個欲しいのですが・・・っと伝えてから
選び始める。そうすると店員さんもトレイを持たず、個数に応じた箱を持ちながら、応対が出来るから無駄が無い。
先日、近所に出来た、若い女性が一人で経営している小さな花屋さんを見つけて花を買った。
ケーキと同様、活ける花瓶の大きさを伝え、「7本位が妥当でしょうか?」っと言ったら「そうじゃなくて、5本くらいです」
私は花に関しては、全く詳しくないので、その買った花を長持ちさせる方法を聞こうとして「普通の水切りでいいんですか?」「そうじゃなくて、少し茎を切ってから、切り口を焼いてください」
聞いたことに対して、ちゃんと答えてくれたし、買った花にも何も問題は無かったけれど、次は無いなっと思ってしまった。
それは彼女が私が聞いた事、全てに枕詞のように「そうじゃなくて」をつけたからだ。
ついつい、いつもの口癖で彼女は普通に言ってるのだろうけれど、自分の言った事を,はなから否定されるのは気分が良いものではない。
彼女は花には詳しいかもしれないけれど、商売には向いていない。商売には客を不愉快にしないという、それなりの物の言い方があるのに、それが全く備わっていない。
私の友人も他人の発言に対して「それは違う」と始めから突っ込んでくる女性がいる。
初めは、そんな人に会ったことないから(こいつ、何考えとんじゃ?!)っと呆れて、生まれてはじめてこんな失礼な女と話したと、凄く腹が立った。
人の意見に対して、「それは違う」と言いながら、結局は相手の発言を肯定する内容になっている。つまり結論であるA地点に行くのに私はBルートを選び、彼女はCを選んでいるだけ。とどのつまりは一緒じゃないかっと言いたくなるのだけれど、とにかく彼女は自分が選んだルート以外は全て間違いで「それは違う」になるのだ。
彼女達は自分の立場を脅かすと思われる輩が現れると、全面的に攻撃をかけてくる。まるで《攻撃は最大の防御》の如く・・・。
きちんと自分に大人としての自信が持てる人は相手の話も聞き、意見の相違があっても静かに話が出来る。
とにかく何であっても、相手の話をハナから否定すると言うことは、それによって自分を相手よりも上の立場に押し上げ、優越感に浸れる。そうして相手と関わろうとする人間は、どんな立場の人であっても心が貧しくて哀しすぎると思う。
そんなに自分が優位に立たないと、不安なの??っと聞きたくなってしまう。
本当に強いのは他人に譲ったり、引くことを知る精神的に余裕のある人間だと思う。
容姿が一番、勉強が一番、仕事が一番、社会的地位が一番、結婚生活が一番、住居も一番、収入も一番・・・・彼女達は私のような人生の脱力組には無いエネルギーを持ち合わせている。でも実は不安だらけで悲しい人なんだろうと思いつつ、二度と絶対に会いたくない人種であった。
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