夏場になると生足の女性が増えてくる。
私が若い頃は、そんな言葉もなく、生足になるのは家に居る時か、近所へ行く時くらいだった。外出する時は、サンダルタイプの靴を履く時も必ずストッキングを履くのが礼儀だった。
街中で裸足が許されるのは下駄を履く時とプライベートの時くらいであった。
それが普通だと思っていたのに、ある時期を境に急に生足が流行り始めた。
グッチやフェラガモのローファーであっても素足で履く。それが恰好良いとなり、若い女性の間に一気に広まったのだと思う。
今や、スーツ姿でパンプスであっても生足である事に見慣れてしまった。
ところが湿気の少ない欧米と違い、湿気の多い日本では生足で靴を履くのは靴に覆われた部分は条件的によくない。
いくら外人の真似をして生足になっとしても難しい問題がある。他人の家を訪問した時に靴を脱ぐ習慣があるからだ。
これは外国には殆ど無いだろうし、日本人で室内で靴を履いたままの生活をしている人は、まず居ないだろう。
この時期、若い女の子はサロンに来る時、裸足で平気でスリッパを履く。
用事終って彼女が帰った後、玄関の所で脱がれた麻素材のスリッパを見たら、赤く足形がついていた。汗をかいたものだからサンダルから赤い染料が染み出て、それがスリッパに色移りしていた。買ったばっかりのスリッパは廃棄するしかなかった。
その点、年齢を重ねた方は薄手のソックスを持参で来られ、スリッパを履く前に当たり前の様にソックスを履かれる。
それでも夏は生足全盛である。だらしなく音をたてて、ミュールを履いているお姉ちゃん達も皆、生足だ。
一生懸命にフットケア用品で、お手入れをしているのだろう。
先日、電車に乗った時に脚にブツブツ丸出しでミニスカートを履いている女性が居た。ブツブツと言ってもニキビではなく、虫刺されの後が水玉模様の如く、点在していた。
私から見ると、このブツブツは足の脱毛をしないで生足をさらけ出しているのと同じレベルの状態なのに平気な女性が多い。
キャンプに行き、草むらにでも入って蚊の襲撃に合ったのだろうか?
あれは30匹以上の蚊に襲撃されない限り、水玉模様にはならない。
で、第二の不思議は、どうしてそんな状態で生足にミニスカを穿くのか??
どうして隠そうとしないのか?
友人に聞いたら「それでも短いスカートを穿きたいと言うのが今の女の子なのよ」っと言うが、明らかに、恰好悪いではないか??
と思いつつ、ブツブツだらけの足を見ていたら、隣に座った女性は背中が大きく開いたワンピースを着ていた。見るともなく見ていると背中はニキビだらけ!!
今の若い女性は自分が人から見られる事に対して、敏感なのか?鈍感なのか?
電車内でのメイクをしている女性も増えてるし、私には、さっぱり、その辺がわからなくなってきた。
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