美智子妃が皇室に入られてから、伝統を重んじる組織の中で、精神的にバランスを崩すほど、大変な思いをされたのだと思う。
私は「兄と弟で、とてもいいバランスで伴侶を得たものだ」と妃殿下選びの着眼点に感心していたけれど、皇太子妃への風当たりが強く、とても、お気の毒な気がしてならない。
私の知り合いで皇室ウォッチャーがいて、彼女は雅子妃の体調が悪いと報道された時に「絶対、あの人達が悪いのよ」と怒っていた。
それは皇室行事などで部屋の隅や女性皇族方の背後でひっそりと立っている女官たちであった。
彼女達はドレスに身を包み、皆、年輩である。
「あの人達が雅子ちゃんをいじめてるのよ。そうに決まっているわ」と怒っていた。
「どうしてそんな事がわかるの?」と聞いたら「他に身近でいじめる人がいない」という答えであった。
そして自分の好きじゃ無いタイプの女性を見つけだし、勝手にツネコという名前をつけ(彼女の中では意地悪な女性の名前の筆頭はツネコなんだそうである)「きっと、こいつに違いない」などと言っていた。
殆ど妄想に近く、何の罪も無い人に罪をきせているかもしれず、テレビに映った女官の方々には大変申し訳けないのだが、誰かになにかをされないと、体調が崩れる原因にはならない。
伝統を死守するために、又、自分の保身のために無理をした人物が皇太子妃の周囲にいるのは皇太子が会見で公言した通り、間違いのない事実なのだ。
随分以前に、かつて皇室に関わっていた女性がテレビの取材を受けていた。
私はその年輩の、その人の顔を見てびっくりした。
良く言えば、浮世離れ、悪く言えば全く現実感の無い人で白塗りの化粧といい、雰囲気といい、私が今まで生きて来た人生の中で全く会ったことが無いタイプの人だった。
「こういう人が男女を問わず、山のように皇室にはいるのだろうなぁ」
浮世離れした女性を見て皇太子妃の苦労を思いやった
つづく
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