女性の年齢の、おおまかな区分けとして、おねえさん、おばさん、おばあちゃんがあるが、その中でも、よくも悪くも、最も周囲に影響を及ぼす存在は間違いなくおばさんである。
オバハンは論外である。
オバハンは大阪にのみ生息しているらしい( ;∀;)
私は若い頃、オバサン達を見ていて「どうしてあんなに見苦しいのか」と呆れたものだった。
体型が太っているとか痩せているとかではなくて、目につくオバサン達は、皆、ことごとく図々しくて下品で、恥を知らなかった。
赤ん坊の時から既に、どす黒い図々しいオバサン種を持っていて、それが年をとるたびに、ずんずんと体内で育っていったのか、それとも人生の過程で、きっかけとなるような出来事があって、あのようになってしまったのかは、わからないが、人の迷惑を顧みない態度は理解に苦しんでいたのである。
そんな風に首をかしげていた私も60歳を過ぎて立派なおばちゃんになった。
私は「おばさん」よりも、どことなく、おちゃらけた感じがするから「おばちゃん」と言われる方が好きだ。
年輩の女性で「死んでも「おばさん」なんぞと呼ばれたくありませんわ」と言う人がいる。
私が30代の頃、知り合いの方から手工芸品の展示即売会があるからと、案内状を頂いた。
会場に行ってみると見渡す限り、おばさんが一杯で、もの凄い騒ぎになっていた。
その頃、務めていたサロンのニュースレターに、それを書いたら、偶然、その会場にいて文章を読んだ人から「おばさんなどと、かいてもらいたくない」と言われてしまった。
若い女性に向かって、おばさんと書いたのなら、年齢区分として失礼であろう。
しかし、どこから見ても、おばさんとしか言えない人に、おばさんと書いて何が問題なのかと友達に聞いてみた。
「どう書けば納得するのかしらねぇ~おばさんと言われたくない、おばさんは」
友達は、暫く考えた後、「中年女性とか、年輩のご婦人とか言われたいんじゃないの?」と言う。
彼女は子供の頃から女性に見られたことがなく、新妻なのに保険の勧誘員には「ぼく、お母さんいる?」と聞かれ、40代の時には小学生から「おじさん」と呼ばれてそれを楽しんでいるような人なので、おばさんとは全く共通項がない。
「おばさんと呼ばれたくない人は、おばさんを差別しているわけだね」
「まぁ、それはそうでしょうね」
彼女達の中には「おばさん」の確固たる悪いイメージがあって、その中に自分が括られるのが嫌なのだ。
おばさんが全員悪者なのではなく、いいおばさんも悪いおばさんもいて、いいおばさんだと自覚していれば、何も問題ないはずなのに、いちいち単語に反応する。
「そういう所がケツの穴の小さいおばさんだよな~」と言い放ったら
「あんた、闇夜に襲撃されるよ」と言われた。
オバサン談義はつづく~(^◇^)
シミ、シワ、タルミ専門店
SOU創顔