ハゲは本人の責任ではない。
メタボや肥満は、本人の責任だが、ハゲは自己管理では、どうしようもない部分が多い。
笑ったり、文句を言ったりするのだったら、そういう遺伝子をもたらした猿人や祖先にしてくれと言いたくなる。
とある男性は、同じハゲでも外人は恰好いいのにとため息をついた。
両サイドに毛が残っていて額から後退していったタイプの人は「自分のは男性として正統派のハゲ方で奴のは邪道だ」と胸を張り、ある男性を批判しはじめた。
つまり、自分のハゲ方は恥ずかしくないが、てっぺんがハゲる自然トンスラ型は、みっともないと言うのだ。
「あぁなったら、どんな美男子も台無しだよな~あっはっは」っと嬉しそうに笑っていた。
しかし、彼に邪道なハゲと言われた彼は、とてもいい人なので、自然トンスラが彼という人格を判断する基準にはならない。
私から見れば、同じくくりなので「どっちもどっちですけど??」と言いたくなったのだが、ハゲている人の間では、脱毛、退行の仕方によって優劣をつけたくなるらしい。
そんな些細な事でも彼らにとっては重要な問題で、少しでも相手よりも優位に立とうとする男性心理には驚いてしまった。
ハゲてもかっこいいと言われている外人だから、ハゲなんぞ気にしないと考えていたけれど、ルーニー選手のように植毛が話題になった人もいるではないか!
サッカーはヘディングもあるし、毛がないよりは、あった方が頭部へのダメージは少なそうだ。
テレビで彼の過去のゴールシーンごとに頭部がアップになり「ほらね、毛が増えているでしょ」と証拠映像を流しているのも見た。
サッカー選手で最高レベルに達し、世界的なチームで活躍し、富も名声も得ているのだから毛なんか、どうでもいいじゃないかと思うけれど、そうではないらしい。
25歳でハゲたのはショックかもしれないけれど、毛量は富や名声とは相殺できなかったようだ。
プラスマイナスでゼロにすると言うよりも「今のこの俺に足りないのは毛だけだ!!」と欲がどんどん出て来たのだろうか??
ある程度の財力がなければ植毛も出来ないわけだし「やったな」と世界中にバレても毛を増やしたい。
毛があっても無くても、あれこれ言われるのであれば、植えても毛があった方が良いと考えたのかもしれない。
この問題は深いなぁ~
つづく
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