各地散策と歴史

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郷土呉市の愛読書≪呉本≫発刊

2020-03-08 11:27:11 | 呉市
私は昔話から近現代史・散策そして航空機に関心を持つようになった背景として、明治生まれの祖父母(母方)及び昭和初頭生まれの叔父「旧立川航空機株式会社で陸軍一式戦の整備に関わった ➜ 航空機」から、戦前・戦中・戦後の田舎の生活、戦後改革【長じて学校で習った内容と実例比較】を聞かされた≪聞いた≫背景も一因となっている。年末の餅つき、大晦日・正月、盆(お寺さんも)、葬儀には血族、親戚が集まり酒盛りの中、祖父母・親戚・お寺さん「和尚さん」から、私の乳児(幼児) ⇢少年期 ⇢ 青年期 ⇢~と幕末・維新(明治初頭生まれの曽祖父母 ➜ 祖父母への伝承されている)~明治~終戦、戦後改革に係る社会変化等を聞かせて呉れた。私が小学校低学年の頃か、親族が新屋(分家)の小母さんに対して≪くれは、どうかねえ~~ ? ≫と聞く事、再々で、ついに私は皆の前で苗字はO家なのにどうして、くれ~くれ って言うん~~? と聞いたところ、母は昔(明治~戦中まで)広島県の呉で働いとったんよ~~と言った。
少し関心を持ち、小学校中・高学年と進む内に担任の先生(旧中学専攻卒の旧陸軍将校で戦後、教諭)、村で旧海軍兵学校・陸軍幼年学校在学されていた方を知る。暫く時は流れて~私は社会人となる。
定年を迎えた今、契約社員となった身で時間が取れるようになり、ふっと昔に聞いた呉市を思い出し、郷土史等を読み始めた。良く「呉市」の昔は寒村だっと言われているが、呉湾・安芸灘海面で取れていた塩を調(税)として、中央箇政府に貢納していた程の村である。。また安芸郡・高田郡・沼田軍の舟木郷があったことから材木を扱う、船を建造する造船用材の【榑】の製材、【安芸榑】は有名で現在の〖呉市〗の【榑】が地名の起源だとする説もある。
私のような定年を終えた中高齢者は別に、東京に在住の若い(30代~?)女性ジャ-ナリストでフリ-ランス ライタ-の〖丸古 玲子〗氏がおられる。地元出身で地元の県立高校を卒業し、進学で上京され現在は、ライタ-として活躍されておられる。丸古さんは一昨年(2018年)年に【呉本】、今年2020年【江田島本】を発刊されている。
呉市と言うと小学校社会科で造船業が盛んである事を学んだが、前記したように古くは舟木郷もあったが、明治22年7月になり海軍の「呉鎮守府」が開設された事により終戦まで海軍の町(鎮守府・工廠・基地・軍港・平坦・病院等)として、栄えた。「関わった人物➜肝付、川村、樺山は共に旧薩摩藩 藩士」
彼女は生まれ育った呉市を愛し、誇りを持っておられ郷土の「伝統」「伝承」「伝説」「継承」をコンセプトにオ-ラル ヒストリ-として、書に書かれている点に共感する。今回、呉本の属本・姉妹本である「江田島本」発刊を兼てト-クイベントが呉市であると知り早速、知人と呉へ向かった。楽しいト-クとサイン会で盛り上がった。
平和・政治運動の色無く、客観的に古い呉地方の歴史から戦中までを当時の方々からのヒア-リングによるオ-ラルヒストリ-は高く評価される。すっかり丸古フアンになって帰路に向かった。是非、若い人に受験が終わったら読んで頂きたい郷土本である。
電車の椅子に座り、私のイアホ-ンから ♬ 「ワイルドライフのテ-マ曲」「遠い世界に」 ♫の曲がに流れている。~~〖家に帰ろう〗の曲も終わり、海田市駅ホ-ムに滑り込み·······間もなく広島駅に到着した。

呉市中央の会場≪コ-ヒ-・飲食店≫


展示されている巡洋艦〖利根〗


面白く興味を惹く著者〖丸古 玲子〗先生


ツ-ショットをお願いした処、快諾(購入した書にもサインを頂いた)




関連書籍
呉市史≪呉市政の展開、産業経済の発展、教育文化の向上等≫

呉郷土史【舟木郷、阿賀村庄屋 宮尾家・大林家、広村庄屋多賀谷家の開発に関わる尽力、近代教育のあけぼの等の紹介は内容は力作で高評価される】

【呉衆の没落、近世村落のくらし、呉浦の変化、戦後直後の混乱、オ-ストラリア・イギリス・ニュ-ジラント等の連邦占領軍は興味を惹く】

当時の方々のヒア-リング(呉戦災)

広の古きいしぶみ書籍〖頼山陽文学碑・広村庄屋で開発尽力者 大林家、素封家旧家 多賀谷家の墓碑等······などの紹介は綿密な調査を感じる〗



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