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アメジングバドパウエルVOL.2 BLP-1504(初回プレス3,000枚)オジリナル盤
今でも、時々レコードを聴くことが多い。現在のメディア媒体はDVD、CD、MP3等が主流となっているが、昭和の時代はレコードが主流だった。他にはカセットテープやオープンリールテープ、DAD(デジタルオーティオ)テープはあったがマニア向けの為か、さほど普及はしなかった。
最も、今の時代とは違って世間も生活水準が低く高価な物だったので、なかなか買えなかった。ジャズのレコードを手にしたのは、26才の頃でした。その頃持っていたレコードはロックのレコードがほとんどであった。ジャズを聴き始めた頃でもある。 ジャスを知る為に毎月雑誌(スイングジャーナル)を購入して情報を入手、ジャズ喫茶にも頻繁に行くようになり、いつの間にか、のめりこんでいった。3~4年後には弟が購入した分も含め、約1000枚(ジャズは800枚程度)になっていた。小遣いのほとんどを費やした。
レコードを購入しているうちに、ジャズ仲間の一人が”国内盤と海外盤(オリジナル盤と再発盤)があるよ"と教えてくれた。誇らしげに海外のオリジナル盤、再発盤、国内盤の違いを、それぞれステレオで再生してくれた。彼はオーディオにもお金をかけていた。確かに、オリジナル盤は当時の私の耳でも差が大きい事がわかった。”よけいなことをして教えてくれた"ものだと思ったが、今では、中古入手したオリジナル盤は価値が高い。
ジャズが全盛期のころ、レコード会社のレーベルも増え、ひところは、凡そ200種(自主製作も含む)くらいあった。代表的なものは、バーブ(クレフ時代とバーブがある)、ブルーノート、プレステージ、インパルス、ルーレット、ストリービル、バンガード、アトランテック、タイム、サボイ、パブロ、ECM、コロンビア、RCAビクターなどがある。 因みに、レコードの種類はSP盤(シングルレコード)、10(ト)インチ盤(直径25cm)、LP盤(直径30cm)などがあり、戦前は10インチ盤とLP盤の回転速度は78回転が主流でしたが、戦後は録音技術の進歩により、SP盤は45回転、LP盤は33回転と1/3が主流となった。