60歳以上の方の4割に症状が現れ、加齢によって関節液に含まれるヒアルロン酸が減少し、膝を保護する間接液がなくなり、やがて軟骨同士がこすれあって炎症を起こし、痛みを起こすことになる。
こうして起こるのが「変形性膝関節症」です。この病気は女性の方に起こりやすいそうです。
女性がなりやすいのは、男性よりも筋力が弱いためと考えられています。
また、肥満やO脚なども膝関節に負担をかける事になります。私の母も既に変形性膝関節症になっていました。
大腿四頭筋は次第に衰えると膝の痛みが発生する。痛みが発生すると痛い足の方を庇ってしまう。その悪循環により、次第に膝の靭帯が伸びきったゴムのようになってしまう。
伸びた靭帯は意思通りに足、膝の動きにうまく伝わらないため歩行が困難になるようです。
全く歩けなかった母でしたが、大腿四頭筋の訓練による筋力強化を行うことで、現在は一人で歩けるようになりました。
変形性膝関節症の方は次の事に注意して下さい。 1.体を温める。特に膝を冷やすと痛みが増します。
2.重いものは持たない。
3.長時間立っていない:台所などでの長時間立位は休憩を入れる。椅子などに腰掛ける。 4.長い時間の歩行はしない。特に階段の下り、長い下り道は避ける。
5.長時間正座しない:坐位から立位時には、いきなり立たない、すこし膝の運動してから立つ
6.寒冷:痛みは寒冷時に増強する。梅雨時、クーラー、冬期などは、長時間寒冷にさらされないように
次回は大腿四頭筋の訓練方法を掲示しますので、ご参考にして下さい。