「危険な香り」って、映画のタイトルなら、何やら妖しい場面を想像するかもしれませんが、文字通りの意味で。
テレビCMでは、香りつきの柔軟剤を使った衣服で、
女子力が上がったり
周囲の好感度が上がったり
「お花の香りに囲まれた私は素敵」的なイメージで、女性の虚栄心をくすぐって消費者洗脳をしているけれど・・・
現実では、逆 だっちうの。
強すぎる香りで、周囲も不快で迷惑だったり、特に「過敏症」の方たちは、すれ違っただけで体に異変が起きてしまう。
最近、爆発的に人工の香りが世間に充満しだしたのは、テレビのCM洗脳の結果だとも思いますが。
以下の東京新聞の記事は、一人でも多くの方たちに知っていただきたい現実です。メモのために全文掲載。
流行する香り付き柔軟剤 「過敏症」の人たち悲鳴
香り付きの柔軟剤を使って洗濯して衣類に香りを漂わせることが流行しているが、こうした状況に化学物質過敏症の人たちが「普通に暮らすことができにくくなった」と悲鳴を上げている。近所の家から流れてくる柔軟剤や芳香剤などの香りをかいだだけで体調が急に悪くなったりするのだ。「香料公害」が起きているのか、当事者らの声を聞いて考えてみた。 (白井康彦)
長野県に住む四十代の女性は「強い香料のにおいを発している人とすれ違ったりするだけで、めまい、ふらつき、震え、動悸(どうき)が生じます」と訴える。
症状がひどくなったのは昨年夏。柔軟剤や洗剤、シャンプーなどの家庭用品で香りの強い商品が人気を集めてきたことが影響していると考えている。
微量の化学物質によって、めまい、頭痛、吐き気、のどの痛みなどのさまざまな症状が出るのが化学物質過敏症。患者数は全国で七十万人とも百万人ともいわれる。一般家庭では、新築の家に使われた建材や農薬が原因になることが多いと考えられてきたが、香料を使った日用品による香料公害も問題視され始めている。
この女性は、柔軟剤の影響が特に大きいと感じている。近所から強すぎる香りが漂ってくるだけでなく、職場でも他人の衣類から出る柔軟剤の香りに悩まされる。「たばこの受動喫煙と同様の『受動香料吸入』です。こういう問題があることを国民に知ってほしいし、国には対策を立ててほしいです」
岐阜市に住む小沢祐子さん(68)は「香料自粛を求める会」の代表を務める。三年前の秋、生鮮食品を買いに行った店内で、女性とすれ違ったときに強い芳香臭をかいだ。意識がなくなってその場にうずくまった。顔面が蒼白(そうはく)になり、言語機能の極端な低下、筋肉硬直などの症状が出た。
その後も同様なことが続き、外出を控えたり、外出の際に防毒マスクを着けたりするなどの対策を講じているが、最近では散歩もしにくくなったと感じている。道を歩いている人の服から出てくる芳香臭が耐えがたいのだという。
消費者庁や国民生活センターなどが協力して運営している「事故情報データバンクシステム」には消費生活センターなどに寄せられた製品の苦情が蓄積されている。「柔軟剤」というキーワードで出てくる情報は八月末現在で百十六件。
「隣の家から流れてくる柔軟剤の香りが強すぎて、のどや頭が痛い」「アレルギー反応が起きた」といった深刻な例がずらりと並び、国に対策を求める声も目立つ。
◆一部自治体「配慮を」 実効性ある対策 手つかず
香りが強い生活用品を好む消費者は多いが、健康被害の原因になることもある。また、化学物質過敏性の発症メカニズムは未解明。こうした中で行政は何ができるだろうか。
岐阜市は二〇〇五年から市有施設に「香料自粛のお願い」というポスターを張っている。「健康被害の要因となることがあるので配慮をお願いします」と、市民に柔らかく呼び掛ける内容だ。
小沢代表の訴えを聞いた市議が市議会で要望し、市が受け入れた。
公共施設のポスターやホームページに同様の「お願い」を出す自治体は、岐阜県、岡山県、滋賀県野洲(やす)市、同県守山市などと増えてきている。ただ、健康被害を感じている側は、実態調査や何らかの規制など、より実効性のある対策を国に求めている。
厚生労働省化学物質安全対策室の担当者は「うちの省にも健康被害の声は届いており、問題意識は持っている」と説明する。香料公害の対策づくりに政府がいつ取り組み始めるか注目される。
風呂あがり、ほのかに香る石鹸の香りとか、いいなあと思うけど、度が過ぎれば体にも害がある公害(=香害)にもなってしまいます。
消費者自身、なるべく使用量を減らしたり、使用を自粛したりすることも大事だけど、一刻も早いメーカーへの抜本的な規制が必要なんじゃないかと思います。
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女子力が上がったり
周囲の好感度が上がったり
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現実では、逆 だっちうの。
強すぎる香りで、周囲も不快で迷惑だったり、特に「過敏症」の方たちは、すれ違っただけで体に異変が起きてしまう。
最近、爆発的に人工の香りが世間に充満しだしたのは、テレビのCM洗脳の結果だとも思いますが。
以下の東京新聞の記事は、一人でも多くの方たちに知っていただきたい現実です。メモのために全文掲載。
流行する香り付き柔軟剤 「過敏症」の人たち悲鳴
香り付きの柔軟剤を使って洗濯して衣類に香りを漂わせることが流行しているが、こうした状況に化学物質過敏症の人たちが「普通に暮らすことができにくくなった」と悲鳴を上げている。近所の家から流れてくる柔軟剤や芳香剤などの香りをかいだだけで体調が急に悪くなったりするのだ。「香料公害」が起きているのか、当事者らの声を聞いて考えてみた。 (白井康彦)
長野県に住む四十代の女性は「強い香料のにおいを発している人とすれ違ったりするだけで、めまい、ふらつき、震え、動悸(どうき)が生じます」と訴える。
症状がひどくなったのは昨年夏。柔軟剤や洗剤、シャンプーなどの家庭用品で香りの強い商品が人気を集めてきたことが影響していると考えている。
微量の化学物質によって、めまい、頭痛、吐き気、のどの痛みなどのさまざまな症状が出るのが化学物質過敏症。患者数は全国で七十万人とも百万人ともいわれる。一般家庭では、新築の家に使われた建材や農薬が原因になることが多いと考えられてきたが、香料を使った日用品による香料公害も問題視され始めている。
この女性は、柔軟剤の影響が特に大きいと感じている。近所から強すぎる香りが漂ってくるだけでなく、職場でも他人の衣類から出る柔軟剤の香りに悩まされる。「たばこの受動喫煙と同様の『受動香料吸入』です。こういう問題があることを国民に知ってほしいし、国には対策を立ててほしいです」
岐阜市に住む小沢祐子さん(68)は「香料自粛を求める会」の代表を務める。三年前の秋、生鮮食品を買いに行った店内で、女性とすれ違ったときに強い芳香臭をかいだ。意識がなくなってその場にうずくまった。顔面が蒼白(そうはく)になり、言語機能の極端な低下、筋肉硬直などの症状が出た。
その後も同様なことが続き、外出を控えたり、外出の際に防毒マスクを着けたりするなどの対策を講じているが、最近では散歩もしにくくなったと感じている。道を歩いている人の服から出てくる芳香臭が耐えがたいのだという。
消費者庁や国民生活センターなどが協力して運営している「事故情報データバンクシステム」には消費生活センターなどに寄せられた製品の苦情が蓄積されている。「柔軟剤」というキーワードで出てくる情報は八月末現在で百十六件。
「隣の家から流れてくる柔軟剤の香りが強すぎて、のどや頭が痛い」「アレルギー反応が起きた」といった深刻な例がずらりと並び、国に対策を求める声も目立つ。
◆一部自治体「配慮を」 実効性ある対策 手つかず
香りが強い生活用品を好む消費者は多いが、健康被害の原因になることもある。また、化学物質過敏性の発症メカニズムは未解明。こうした中で行政は何ができるだろうか。
岐阜市は二〇〇五年から市有施設に「香料自粛のお願い」というポスターを張っている。「健康被害の要因となることがあるので配慮をお願いします」と、市民に柔らかく呼び掛ける内容だ。
小沢代表の訴えを聞いた市議が市議会で要望し、市が受け入れた。
公共施設のポスターやホームページに同様の「お願い」を出す自治体は、岐阜県、岡山県、滋賀県野洲(やす)市、同県守山市などと増えてきている。ただ、健康被害を感じている側は、実態調査や何らかの規制など、より実効性のある対策を国に求めている。
厚生労働省化学物質安全対策室の担当者は「うちの省にも健康被害の声は届いており、問題意識は持っている」と説明する。香料公害の対策づくりに政府がいつ取り組み始めるか注目される。
風呂あがり、ほのかに香る石鹸の香りとか、いいなあと思うけど、度が過ぎれば体にも害がある公害(=香害)にもなってしまいます。
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お花や木々の香りなど自然な香りは好きだけど、人工的な香料は駄目なんです。。。
若い頃、自分がつけた香水で酔ってしまったくらい・・・(笑)
シャンプー、洗剤、柔軟剤など、ずっと、香りの弱いものを選んで使っていましたが、数年前から、まず、シャンプー・コンディショナー・液体ソープをやめました。
その後台所洗剤も徐々にやめて、今はよほどの油汚れじゃない限り使いません。
洗濯だけは、柔軟剤はやめましたが、洗剤がどうしても、やめられないんですよね。。。
極力避けていたら、最近は、化学合成香料の香りを嗅ぐだけで、たとえば、知り合いからいただいた子供のお下がりの服も、香りがきつすぎて、2,3回洗ってからじゃないと、鼻がむずむずします。
それ以上の症状がないので、まぁ、それほど困っていませんが・・・。
洗濯物や髪の毛の香り、それぞれに違う香りで、それも、化学合成香料なわけですから、嗅覚がおかしくなると思います。
食べ物の中に入っている香料や着色料も、できるだけ避けていますが、子供のお菓子類に入っているのは、困りものですよね。。。本当に。。。
香りは個々で香水やら、アロマオイルを
好みによってつけたり、つけなかったり。
洗剤や柔軟剤の匂いがきついなんて
マジで危険過ぎます。(-_-#)
美白も問題になってますが
実験台はもういやですね。
「二十歳過ぎたら、自分の香りを持ちましょう」とか
結婚式前には、「ウエディングの時にはこの香り」とか、
お店で言われて、高い香水買っちゃったりして・・・
でも、ある日その香水をつけてバスに乗ったら、
後ろの席の女子高生が、頭がいたいとか
気持ちが悪くなったとか、言い出して、
本当に、ごめんなさいでした。
もうそれ以来、香水をつけるのやめました。
ほんとうに、柔軟剤だけじゃなくて、洗剤やシャンプーや、食べ物や、世の中には、合成された不自然が多すぎますよね。
それひとつでは、大丈夫でも、複合汚染で思いがけず体に異変が起きてしまうこともあるのではないでしょうか。
化学兵器だって、作れちゃうくらいですから。
森林浴の際のフィトンチッドとか、自然のお花の香りとか、実際に癒やしの効果がありますから、
合成香料は、これらの香りとまったく違う、似て非なるものですね。
>美白も問題になってますが
実験台はもういやですね。
同感です。
消費者がもっともっと賢くなれば、いいんですよね。
消費を促す広告の裏にどんな意図があるのか・・・とか、そいういうことに敏感になっている人がどんどん増えてきているので、これから、もっともっといろいろと明るみになってくると思います。
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>世の中の流れが変わりつつあるってことだと思います。
本当にそうですね。
現実に、アレルギー体質の人がどんどん増えてきていることが、背景にあると思います。
不自然に人間の体が限界になりつつあり、反動でおかしいと気づく人々が増えてくるのも当然かもしれませんね。