7月5日の東京新聞1面トップに、ヒッグス粒子の確認という大きなニュース。物理の世界の話だけれど、これによって物事の考え方すら画期的な発想の転換が起こるのではないか・・と、わくわくしたものですから(笑)。
記事を保存するため、引きぬいて、ふと裏の第2面を見ると、「原発公社化を」という記事。
ヒッグス粒子確認の影に隠れて、見過ごしていましたが、とても良い記事だったので、ご紹介します。
太字で示したように、電力会社にとっては、廃炉したくてもできない事情もある、それらを鑑みて、どうしたら、誰もが幸せになれるか。その采配が、本当の政治力というものではないか?
公社化ということも念頭に置いて、野田さんもどうか、今一度勇気を出して、「廃炉」を言葉にして欲しい。
記事を保存するため、引きぬいて、ふと裏の第2面を見ると、「原発公社化を」という記事。
ヒッグス粒子確認の影に隠れて、見過ごしていましたが、とても良い記事だったので、ご紹介します。
原発公社化を
廃炉促進 菅氏提言 日独会議
日本とドイツの有識者らが、エネルギー政策を議論する国際会議が4日、都内で開かれ、菅直人首相は「電力会社から原発部門を切り離して公社化し、廃炉を進めないといけない」と述べ、原発部門の分離を提案した。
定期検査などで停止中の原発に関し「再稼働しないのが一番いいが、それでは幾つかの電力会社は破綻する」として、廃炉費用などを負担する公社の設立を訴えた。 また「原発に依存しないことが一番の安全だ」と脱原発依存の考えを強調。
「人間のミスも含めて考えれば、(対策を)何重にしたから安全とはいえない」と安全対策の限界を指摘した。
緑の党のベアベル・ヘーン副院内総務は、太陽光発電など再生可能エネルギー分野がドイツで40万人の雇用を生んだと紹介。「脱原発は実現可能。日本も同様の決断をすると信じている」と呼びかけた。
富士通総研の梶山恵司(ひさし)上席主任研究員は「環境とエネルギーこそ成長の源泉。(総発電量に占める原発の発電比率を)15%残すことになれば、再生可能エネルギーの開発は中途半端になる」と述べた。
(東京新聞7月5日)
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廃炉促進 菅氏提言 日独会議
日本とドイツの有識者らが、エネルギー政策を議論する国際会議が4日、都内で開かれ、菅直人首相は「電力会社から原発部門を切り離して公社化し、廃炉を進めないといけない」と述べ、原発部門の分離を提案した。
定期検査などで停止中の原発に関し「再稼働しないのが一番いいが、それでは幾つかの電力会社は破綻する」として、廃炉費用などを負担する公社の設立を訴えた。 また「原発に依存しないことが一番の安全だ」と脱原発依存の考えを強調。
「人間のミスも含めて考えれば、(対策を)何重にしたから安全とはいえない」と安全対策の限界を指摘した。
緑の党のベアベル・ヘーン副院内総務は、太陽光発電など再生可能エネルギー分野がドイツで40万人の雇用を生んだと紹介。「脱原発は実現可能。日本も同様の決断をすると信じている」と呼びかけた。
富士通総研の梶山恵司(ひさし)上席主任研究員は「環境とエネルギーこそ成長の源泉。(総発電量に占める原発の発電比率を)15%残すことになれば、再生可能エネルギーの開発は中途半端になる」と述べた。
(東京新聞7月5日)
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太字で示したように、電力会社にとっては、廃炉したくてもできない事情もある、それらを鑑みて、どうしたら、誰もが幸せになれるか。その采配が、本当の政治力というものではないか?
公社化ということも念頭に置いて、野田さんもどうか、今一度勇気を出して、「廃炉」を言葉にして欲しい。
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