虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

地球意識と新型コロナウイルス

2020年01月31日 | パワーかフォースか・新型コロナウイルス

このところの新型コロナウイルス感染は、日々拡大しており、いつ沈静化するのか、先行きがわからない。
当初より感じていたことが、うまく言葉にまとまらず、書くことを先送りしていたが、以下のコラムが、私の気持ちに近いところがあったのでご紹介したい。
1月31日の東京新聞筆洗。ウイルスのことは一言も書かれてはいないのだけれども。
なお、改行など少し編集しました。文章はそのままです。

  筆洗

 およそ半世紀前の随筆で作家の獅子文六が書いている。<クラゲでもいいから、人間以上の知恵と力を持った生物が、どこかの星にいないものか>。気配でもいい、襲ってきてほしいと。そうすれば<全人類の団結ということで、空前の国際親和が生まれる>

 科学技術が進歩する一方、大国はそれを兵器に投じてにらみあっていた。世界の終わりを思わせる戦争も絵空事ではなかった東西冷戦期だ。物語の世界にも政治家の発言にも、同じような宇宙人来襲の夢想があった時代である。

 冷戦は過去のものだが、宇宙人を夢想したくなるような不安がどうやら生きのびていて、よみがえっているようだ。国連のグテレス事務総長が先週行った演説に、そんなことを思わされた。

 創設七十五年の年頭の晴れの場で、世界の現状の危うさを、厳しく断じた言葉は、なかなか衝撃的であった。宇宙人ならぬ「四人の騎士」が事務総長にはみえているという。

 四騎士は世界の終末をえがく聖書の「黙示録」に登場する四つの災いの象徴らしい。
現代では、

 テロや核の脅威を含む地域同士の対立、
 気候危機、
 格差などで生まれる不信、
 デジタル技術の悪用


の四つであるという。

 地球全体の脅威に違いないと、多くの人が知っていながら、団結して対抗できていない。人類が生んだ脅威である。国際親和のために、宇宙人を見つけ出すひまはない。

----------------


ウイルスも実は地球の一部。すべては、この地球の中で起こっていること。悪い者は外からやってくる、と私たちは思いがちだけれど、すべては地球の内側で起こっていることである。
今の時点では、リアルタイムで病と向き合っている方も大勢いらっしゃるので、これ以上は書ききれないけれど・・・。

昨今の世界情勢を見たとき、国連のグテレス事務総長のような気持ちを持っている方々もいらっしゃるだろう。
気候変動や核の脅威、目の前の危機すら、自己中心的な世界のリーダーたちの思惑や立場が邪魔をして、大きな視点を持てずに、一つになって立ち向かってゆけない。

命とカネとどちらが大事なのか、人を排除して自分だけは生き延びたい、自分さえよければ他のことはどうでもいい、何にせよ経済さえよければよい、という発想から脱却しなければ、世界の不幸も危機も広がり続けるだろう。

新型コロナウィルスを、宇宙人に例えるのは不適切かもしれないけれど・・もし、この宇宙において、「進化し続ける生物の惑星」という役割が地球にあるなら・・・
物理的な体を持った生命体を育み続けてきた地球であり続けるために、地球意識は何を意図するだろうか。

救いは、ある。まるでお釈迦様が地獄に垂らした蜘蛛の糸のように、はかなく見えるけれど、はかなく見えて本当はとても強い。
意識の二極分化はなぜ起こったのか? 人類は今も試されているのだと感じる。


★関連記事
 エヴァンゲリオンを見た感想


★関連サイト
 「終末時計」残り100秒、史上最短に 気候変動や核問題で


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 総理大臣の犯罪「財政法違反... | トップ | 「能力のない指導者は辞めて... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
枝野さんが政権を取ってくれてさえいれば (DD)
2020-02-01 11:21:52
コロナウイルスに関しては、安倍政権の対応のお粗末さにも非難の声が上がっていますね。

思い起こせば、東日本大震災時の、枝野さんの不眠不休の大活躍は水際だっていました。

今回だって、枝野さんが日本の舵取りをしてくれていたら、もう少し何とかなったんじゃないでしょうかね…?
返信する
ほんとうに・・・ (ひろみ)
2020-02-01 19:05:24
先日から、ウィルス関連の記事をいくつか書いていて、こちらのブログで、過去に書いてらっしゃった記憶があり、検索していました。
でも、わたしの記憶違いで、ウィルスではなくがん細胞の記事でした。

ガン細胞とテロリストの相似形
https://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/ed6364c6f7f2f80cdbbabc26397da0b8

エバンゲリオンの記事も出てきました。

懐かしいですね。
日本で結婚した元夫が、エバンゲリオン大好きで、一時期一緒によく見てました。

宇宙全体で考えると、すべての存在は、宇宙の家族とも言えるので、起源は一つになってしまいます。
家族の中では、敵とか味方というのではなく、単なる役割分担として、いろんな性質が必要なのかもしれませんよね。

となると、ウィルスも、ばい菌も、害虫も、害獣も、心無い言動をするサイコパスまたは、超エゴイストとしか思えない人たちも、みな、それぞれ、何らかの役割があり、そこから、何らかの学びがあり、私たち全体の進化に貢献しているのかもしれませんね!

何度もシェアしていますが。。。

危機状況のアメーバ
https://shihihaida.blog.fc2.com/blog-entry-999.html

3698

返信する
DDさんへ (金木犀)
2020-02-01 22:50:59
>コロナウイルスに関しては、安倍政権の対応のお粗末さにも非難の声が上がっていますね。

そうですよね。特に、第一便で戻って来た方たちへの対応は、泥縄で後手後手でしたし、現場はがんばっていらしたと思いますが、指揮系統の考えの甘さを感じました。
また当初は水際対策よりインバウンドを優先しているようでした。

311の時の枝野さんは、よく頑張っていたと思います。
たとえ完璧とは言えなくても、少なくても、自分で先を想像して何とかしようとする力があったと思います。
仮定の話は断定できませんが、やはり枝野さんだったらな、という思いはあります。
災害は避けられなくても、その時々の選択で違う結果になりますから。

安倍さんの危機管理は、疑問です。
311の時はデマをばらまき、西日本豪雨の時は赤坂自民亭、昨年の千葉の台風被害の際は、やらなくてもいい組閣をしてました。
ここ一番の時に、むしろマイナスばっかりでしたね。
返信する
ひろみさんへ (金木犀)
2020-02-01 23:13:22
>宇宙全体で考えると、すべての存在は、宇宙の家族とも言えるので、起源は一つになってしまいます。
家族の中では、敵とか味方というのではなく、単なる役割分担として、いろんな性質が必要なのかもしれませんよね。

>となると、ウィルスも、ばい菌も、害虫も、害獣も、心無い言動をするサイコパスまたは、超エゴイストとしか思えない人たちも、みな、それぞれ、何らかの役割があり、そこから、何らかの学びがあり、私たち全体の進化に貢献しているのかもしれませんね!

深いんですよね、本当に。
実際苦しんでいるときに、そういう境地に達することができる方は、なかなかいらっしゃらないと思いますが、ひろみさんのように、そこまで思いが至ることができたら・・すごいなと思います。

あと、庵野秀明さんのエヴァンゲリオン、当初はちっとも良さがわかりませんでしたが、勝手な解釈をしているうちに、すごい作品だとわかってきました。

なんか敵は外から来るんじゃなくて、人間の行いが原因になってる、ウィルスにしても、シンゴジラにしても。
敵は自分の中にある、敵は自分の行動と思いから生まれてくるもの、なのかもしれないと思います。
フォースには必ず逆フォースが出てきて、対立関係を作りますから。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

パワーかフォースか・新型コロナウイルス」カテゴリの最新記事