はなうた さんぽ道

歌うことが大好きなお気楽主婦のひとりごと

闇の子供たち

2008-08-06 23:46:22 | シネマ

映画『闇の子供たち』を見てきた。

幼児の人身売買、売春というショッキングな真実を描いたノンフィクション映画。

という言葉からある映画解説は始まる。
映画を見終えた私はノンフィクションという言葉にびっくりする。

やっぱりあれはノンフィクションだったのか。
いや、ノンフィクションということはわかっていたが、むごい事実をこれでもかと見せられたあとには あれはフィクションであってほしい。いや、フィクションなんだ!と思い込もうとする私がいた。

あまりにも辛い苦しいむごい事実。

私もまた闇の中に放り込まれたような気がした。

 

今朝、「子供たちが楽しんで暮らしているっていうことが
親の一番の幸せなのだと、今、実感している。」
と書いた。

そのあとのあまりにもの悲しい映画だったので余計につらかった。

映画の中の少女の目が忘れられない・・・


「フランシスコと二人の息子」

2008-04-12 23:58:17 | シネマ

昨日はインド汁は休み、
福毛兄はお昼から学校という、ゆっくりとした朝だった。

しかし、朝寝坊してもいいと思っていると帰って早く起きる者だ。
いつもあわてて起きる5時も余裕もっての5時起床。
お弁当を作るでもなし、洗濯もご飯もスイッチ一つですんでしまう。
お仏壇と神棚の朝のお供えもすぐに出来る。

こんな時は前からビデオしていた映画を見るに限る。

ということで見た映画は

「フランシスコと二人の息子」
貧しい農家に生まれ、ブラジルの国民的歌手になった
ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノのお話し。
実話である。
ストーリーは「フランシスコと二人の息子」からリンクして見てね

何の期待もしていなかったせいか、全くストーリーを知らずに見たせいか
(写真がアコーディオンを弾いて歌っていたからビデオしただけ)
思いの外よかった。
いや、

めっちゃよかった

息子達を歌手にする、という父・フランシスコの夢。
音楽が好きだということもあるけれど 一生小作のままにはしたくない。
という父の思いがあったからだ。
父は生活が苦しくても息子達に楽器を買い与える。

その父の夢に息子達も素直について行く。 
初めは音痴で楽器も弾けなかった息子達だったが、
めきめきと力をつけてくる。

その息子役の少年達の歌声のすばらしさといったらない。
そしてハモりの美しさ。
何よりも顔が かわいい!!

いやいや、少年達の歌声を聞くだけでもこの映画の価値はあるというもの。

素晴らしいよ。

絶対に崩れないハモりも、すごいよ。

それから悲しい事故なんかもあるんだけれど
青年になった息子達はなかなかレコードを出しても売れない。
新たに録音してもヒット曲が無いからレコードにしてもらえない。

そこで出たのが父親。

ラジオのリクエスト番組に職場のみんなに「いい曲だから」と言って
自分の給料全部を電話代に両替してリクエスト電話をかけさせる。
結果ヒットチャート1位になり、それからブラジルの国民的歌手に駆け上がる。 

父は夢を信じ、息子達はいつしかその夢が自分の夢となって
夢をつかみ取る。

う~~んと、ボクシング界にもこういう親子、いましたね。
あれはあれで、素晴らしいと思います。

私がこんな人を夫に選ぶと、どうなんだろう?

家賃も払えなくなり、家を出なくてはならなくなる。
子供7人を抱え、黙って子育てする妻。

これは私には無理。
「こんな生活しなあかんのはあんたのせいや!!」
「しょーもない夢ばっかり持たんと、地に足ついた生活しようや!!
なんて言ってるやろな。

フランシスコの妻 エレーナは偉い!!
なんかいうたら「あんたな~」と眉間にしわ寄せて言っている私は大反省。
素晴らしい息子達を作るためには
黙って深い愛情でみんなを包み込むことが大切なんですね
努力します

とにかくこの映画、
       見て損は無し!!

 

 

 


ノーカントリー

2008-04-09 13:17:55 | シネマ

ノーカントリーを見てきました。

んんんーーー

確かにハビエル・バルデム扮する殺し屋シガーは不気味で恐かった。

ジョシュ・ブローリン扮する追われるルウェリン・モスもうまかった。

保安官のトミー・リー・ジョーンズはいつ
「もえ~~」と言うか期待してしまった

最後の終わり方が・・・・・?理解不能

あらすじでは意外なクライマックスを迎えることになる・・・と書かれているが、

あまりにも意外すぎて・・・おもしろくなくて・・・
        ・・・なんじゃこりゃ???って感じで・・・

ま、レディスデーで1000円だったからよしとするか

 


マイ ブルーベリー ナイツ

2008-04-05 15:42:41 | シネマ

「マイ ブルーベリー ナイツ」 

見てきましたよ~~~!!

ノラ・ジョーンズ、可愛いし、やっぱり歌が最高。

ウォン・カーウァイ監督の作る映像はとてもきれい。

どこをとってみても美しいポートレートになる。

そんな美しい映像にノラの歌はよく似合う。

ストーリー自体はまあまあだと思うけれど、

映像がストーリーを光らせている。

よかった


そしてジュード・ロウのかっこよさに胸キュン

久々におばちゃんの乙女心プルンプルンとときめきましたよ


バンテージポイント

2008-04-02 13:00:18 | シネマ

バンテージポイントを見てきた。

大統領の暗殺を8人のそれぞれの視点で追う。

再生しては巻き戻し、だんだんと真相が暴かれてくる。

めっちゃおもしろかった。

ひとときも目を離せない。
瞬きも許されない。

クライマックスではまさにジェットコースターのクライマックスのよう。

アワワ、アワワ・・・・・ひぇ~~~!!
うわっうわっ!!
キャ~~~~!!

とずっと心の中で叫んでいた。

本当におもしろかった

久々に映画をみてスカッとした


「実録・連合赤軍」

2008-03-31 04:33:26 | シネマ

今話題の映画、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を見てきました。

3時間10分という長い映画でした。
でも会場中の誰一人として身じろぎせず、
私語を発することもなく、なんの音もせず、
みんな闇の中を走る列車の中にいるようで、
あのとき何が起こったのか、みんなが本当に真剣にあのときの事実を見極めようと
まさしく同志のようにこの映画を見ました。

最初は学生達が今のままの日本ではいけない。
変えなくてはいけない、という崇高な意志のもと集まったに違いなかったはず。

それが・・・

「総括」という名のもと、山小屋での悲惨な出来事。
革命や活動の本当の意味さえもわからず
どうしてこんな事をするんだと、疑問を抱きながら言い出すことも出来ず、
今度は自分の番かとおびえながら 極限の精神状態で
ただ、上の指示に従う。

みんな、闇の中を突っ走っていった。

最後にあさま山荘で高校生が叫ぶ。

「俺たちには勇気がなかったんだ!」


若者が、いろいろと考えている時代でした。
若者が何かしなくてはいけない、と思っている時代でした。

そしてとてもつらい映画でした。

でも、これは本当にあったこと。
まだ10歳の少女ではあったけれどリアルタイムで見た時代と事件だったこと。
それを考えると愕然とします。


こんな映画を見たあとで見るゲームしたりバラエティ見て笑っている
うちの息子達に軽いめまいを感じながらも、この方が平和かな・・・?
なんてホッともしたりしました。

 

 


魔法にかけられて

2008-03-22 10:13:50 | シネマ

久々に映画に行った。

「魔法にかけられて」

夢見るディズニー映画。本当の娯楽映画。
いろんなところに今までのディズニー映画の名場面を盛り込んで
おもしろかった。。。

映画を見ているときは私もジゼルの魔法にかけられていた

でもすぐにWOWOWでやりそう。
WOWOWで見てもよかったかも・・・


ジゼル役のエイミー・アダムスがニューヨークに舞いおりたときの可愛いこと
(ちょっとウトウトとしていてニューヨークに来た瞬間は見逃しておりますが)

ドレスもあんなん着たい!!と思うメルヘンティック

でも、ジゼルがニューヨークで怒りとか悲しみ、人を本当に愛する感情を自分の中で発見するにつれ、エイミー・アダムスの顔がスリムになってくるように思え、目の下のクマが隠しきれないように思え、これってメルヘンから現実に目覚めた事を伝えるためにワザとなん?なんて単に映画を楽しむだけでなく、そんなことを思ってしまう自分が悲しい

ま、楽しい映画でした。春にピッタリ!

今日から私の大好きなシンガー ノラ・ジョーンズ主演の
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」が始まる

チケットも買ってあるので近いうちに見に行こうと思っています。

それともう一つ、実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
ちょっと引きますがこれも見に行こうと思っています。
昭和の人間としてこんな事もあったと知りたいですから・・・

息子達の事も一段落。
これからはまた映画を楽しみたいと思います


 


京マチ子

2008-02-01 19:43:00 | シネマ

今日は久々に映画を見に行った。

京マチ子の「女の一生」

今、千日前国際シネマは「京マチ子名作映画祭り」をしており、招待券をいただいたのでいってみた。

なかなかよかったですよ。

白黒映画でしたが見にくいということもなく、
京マチ子もきれいだったし、田宮次郎もかっこよかった。

何よりも一番よかったのは 京マチ子の滑舌の良さ。

自分の心を隠して結婚をするのだが、
京マチ子のしゃべり口調にジメジメ感が全くなし!

そして出てくる女性達が皆、はっきりと喋る。

なんか含んだ喋り方だとか、目配せとか一切なし。

それからまた言葉遣いがきれい!!

ストーリーはふ~~ん、って感じだったけれど、
喋り口調だけでこの映画ははなまるでございます


オペラ座の怪人

2007-12-07 17:00:05 | シネマ
劇団四季の『オペラ座の怪人』に行ってきた。
私は劇団四季を見るのが初めて!!まさしく四季デビューだ。
ワクワク、ドキドキ…

席は前から10番目。
よく見えてるはずなのに 前の人の座高が高く 肝心のところがあまり見えなかった(・_・;)

でも演出には目を見張った。
狭そうに見えた舞台があんなに広く大きく見えるとは!
さすが劇団四季。

そしてクリスティーヌ役の女優の美しさと歌唱力、素晴らしかった!

ただ、どうしてか 終始眠かった。実際、こっくりこっくりしてしまった。こんなのは私だけだろうか?

びっくりしたのは クライマックスで怪人がクリスティーヌを逃がすところで 何人もの人が号泣。私の隣の人も号泣…
私 引く引く~

そして最後の最後、怪人がマジックのように消える肝心要のところが前の人の頭で見えずじまい(-_-#)

私の四季デビューは 何やら消化不良に終わってしまったようだ。

やっぱり私にはオペラ座よりオペラのほうがしっくりいくみたいだ。

4分間のピアニスト

2007-11-20 21:29:28 | シネマ

らいよんチャンがいるって事は、ここは毎日放送。

毎日放送前にも大きなツリーがありました。

映画「4分間のピアニスト」オリジナル・サウンドトラック ヤン・ティルマン・シャーデ アネッテ・フォックス インモ・ツィルヒャー エンリケ・ウガルテ ブラヒム・ヒニーネ 白木加絵 レ・フレール カトリン・シェール ペーター・クリスチャン・ファイゲル 木吉佐和美 ユリアン・リーム

今日は映画『4分間のピアニスト』に行ってきました。

刑務所にピアノ教師としてきたクルーガーは
類いまれなる才能を持っている少女
ジェニーと出会う乱暴ですべての物に牙をむく
ジェニーにレッスンをするクルーガー。
コンテストに向けてレッスンするうち、
いつしか二人は心通わすようになるが、
決勝が目の前に迫ってきた時、
ジェニーは暴力事件を起こしてしまう・・・

全編を通して重苦しい、私としてはスカッとせん映画だった。
きっと素晴らしい映画だと思う方の方が多いと思うが、
(事実、私の隣の人は涙をぬぐっていた)
う~~ん、ちょっと期待はずれ・・・

クルーガーの若い頃、好きだった女の子が何故
処刑されなければならなかったのか、はっきりせんかったし、
なんで4分間という ちゅ~~と半端な時間なのか???
ちゃんと映画の中で理由を言っていたのだろうか?

それに

とても常識人の私には最後のシューマンは圧巻だったが
楽譜通り、感情豊かに美しいシューマンを演奏し、
会場中の割れんばかりの拍手と涙、
そして警察の人間の感激の涙の嵐・嵐・嵐・・・
手錠をするのも忘れて拍手をする警官たち

そう言う結末を望んでいた。

確かに素晴らしい演奏だったし、心の叫びのような
熱い演奏にはビックリし、感激した。
が、
もっときれいな、普通の だけど素晴らしい音楽を期待していた。

私の考えってダサイだろうか?

そんな風に感じた映画でした。