金曜日のお昼はおばあちゃんコーラス。
いつもこのコーラスで私は先生に叱られる。
シューベルトのミサのソロをまかされているけれど、
いつもうまく歌われず、叱られる・・・
練習不足って言うのはわかっているんだけれど
演奏会は12月。
その前に10月に他の演奏会があるのでまずはその練習からしていくと12月の方は手薄になる。
そんなこと絶対にしてはいけないんだけれど・・・
それはわかってるねん。
昨日もソロを歌わされた。
家で音だけ拾って歌っているのと伴奏で歌うのは全く違う。
いい訳にしかなっていないのはよくわかっているけれど・・・
「違いますがな!」
「音が低いですがな!!」
「ちょっとちょっと、音程 わるいねぇ~~!」
「なにしてますねん?」
蚤の心臓の私は 萎縮してしまって声が出なくなってしまう。
鉛筆を持っていなかった私に
「鉛筆も持たんと!そんなことではあきませんがな!
注意されたところはすぐに書かなあきませんがな!
そんなに長いこと覚えてられませんやろ!」
わかっとる!ちゅうねん
もうすで充分パニくっている私は音がわからなくなってしまっている。
やっと一曲歌い終えた私は次の曲が
怒りと悔しさとが入り混じった感情が胸を突き上げ、
のどがつかえてもう歌えない
もうへこんでへこんでへこみ倒す
練習が終わって先生は私が入るまでソロを歌っていた秘蔵っ子の○○子さんに
「○○子さん、お茶行きましょか」と声掛けている。
私に言われたって絶対に行かないが、
練習場に残っている人を置いといて
すでに練習場から出ている彼女に声掛ける先生に対して
すこぶる気分が悪い。
怒りと悔しさといろいろ混じったとても暗い気持ちで
金丸先生のコーラスに向かう。
ここで私は命を洗われる
「うまいな~~~」
「ほんまにすごいですわ、みなさん。」
「素晴らしい!!」
出来は んん???って感じでもこう言ってほめてもらえると
豚でも木に登るじゃありませんか!!
私も昼よりもものすごく声が出るし、音もビクビクして出さないので
はまっているような気がする。
この夜のコーラスのおかげで
昼に凹みにへこんだ私の心は 美しいハートに復元される
褒められるって大事なことですよね
ほめられて伸びる子なんです、
私って。