私には指にイボがある。
ウイルス性のイボで一時は十数個あったが今は2つに減っている。
治療法は液体窒素で低温火傷をさせること。
1ヶ月に1回、治療を受ける。
今日は診察日。
9時半の予約。
皮膚科は割と時間通りに診察してくれる。
待たされることはあまり無い。
9時半予約だと10時までには余裕で終わる。
だが、今日、待たされること30分以上。
10時過ぎても名前を呼ぶ気配すらない。
と言うか、前の患者さんが診察室から出てくる気配すらない。
病院の診察でたとえ予約を入れていても遅れることは覚悟している。
たとえそれが30分以上でも1時間でも私は割と我慢する方だ。
でもそれは私より早い予約をしている人たちの診察が、一人一人少しずつ長引いて遅くなる場合だ。
今日は一人に対して30分以上の治療をしている。
実はその人、前回も私の前の番で、その時も30分以上の治療を受け、私よりも他の人が切れて「待ってられん!」と帰って行った。
私は まぁ、そんな日もあるわね~~ と思っていたが、それが2回目ともなると話は別だ。
「ええ加減にして下さい!私も予約時間を元に予定を入れていっているんです。忙しいんです。ちょっとくらい遅れるのはわかるけれど、一人にこんなに時間かかって遅れるのは納得いけへん!」
とめちゃめちゃ怒って看護師さんに言った。
看護師さん、平謝りでかわいそうなくらい。
でもね、私は2回目なの!!
お医者さんもその人の治療が30分以上かかることがわかっているんだったらちょっと余裕を持って予約を入れて欲しい。
何よりもイヤなのが、その人の治療が長引く為に後の患者さんが混み合い、治療が雑になるのがイヤ。
おかげでイボが大きく成長している。
むかっ腹立つってこのことなのね。
やっとこれまた平謝りの先生に雑に治療してもらい、また次回の予約を取るとき、たまらず言った。
「前もあの人の後でものすごく待ったんで、次回はあの人と違う日にして下さい」
先生(うら若き美しい女医さん)しどろもどろになって
「では他の曜日で○日ではどうでしょうか?」
ちょっとかわいそうになって
「大丈夫です。ありがとうございました。」と診察室を後にした私であった。
そのあと、予約表を貰うのにまた待たされ、会計でまたまた待たされ、
キ~~~ッとなって走って帰路についたのであった。