だいぶ前に作ったデニムのトートバッグ。
前は無地でしたが、どうだ!っていうくらい、デコりました。
どうだ‼︎
ある夏の日、自転車の後輪にスカートを巻き込んで
顔からひっくり返ったのは一昨年のこと
ジャンパーのポケットに両手を入れて全速力で走って
顔からこけたのは昨年の大晦日のこと
踏みきりで電車が駅に着いたのになかなか上がらない遮断機をくぐって
自分のカバンの紐を踏み、滑って顔からこけたのは今日のお昼のこと
今日はギャラリーがたくさんいた。
中学生の集団40名くらい、電車の車掌さん、お客さん
踏切が上がるのを待っていた人たちと車の中の人たち
顔からこけたとき、みんながビックリして私を凝視
誰一人として声を出さない。
大阪のお昼であんなに静かな瞬間は今まで経験したことがない
とにかく、中学生たちに
「大丈夫です!」と宣言し、
いつもならサッサと発車するけれど、今日は暖かく私を待っていてくれた電車に乗り込み、
足早に他の車両へと移る。
イタタタタ・・・
一息ついて、やっと痛みが走る。
手は擦り傷で血が出てるし、
顔はその時はまだ痛みだけだったけど、
今は色が変わってきた。
私はなんと鈍くさいのだろう!!
毎年毎年、顔からこけて、
来年はどんなこけ方をするのだろうか?
来年のことを考えて笑ってはいられない。
恐怖におののくばかりだ。