気がつけば、今日はおばあちゃんコーラスの発表の日。
先生の恩師の方が主催する会に出演させてもらう。
4曲歌うだけだし、
楽譜を持って歌えるし、
前にも歌ったことがある。
ソロはあるけれど、8小節だけ。
まだ寒かった頃からみんな必死に練習していた。
私は上に書いたようなことでかなり余裕
これが今日になってドキドキして、
もっと練習しときゃよかった、と後悔の渦の中でもがくことになる
練習はウソつかない
というが、今日ばかりは
ウソをついてほしい
何がドキドキって、
先生が私個人に
「お願いしますね」
と挨拶にこられたこと。
「きっとすごいソリストだって言われるわよ」と、嬉しそうにおっしゃったこと。
その先生の顔を絶対に潰すわけにはいかない!
ってことに今日になってやっと気がついたこと
ああ、もっと練習しときゃよかったーー
もう不安でドキドキ、ドキドキ………
リハの前の練習でかなりビビって、
それでもなんとか歌えたので、ちょっと安心
リハで舞台かの上に立つと
あら不思議
うれし~!
聞いて、聞いて!
とアドレナリンが噴出
ちょっと頑張りすぎたかなーなんて思いながらリハを終えるけど、
そのあとからまたドキドキが始まる。
ま、本番前はいつもこんなんなんだけどね。
でも、いつもは練習しまくってのドキドキ。
あそこはちゃんと歌えるか?
ここでブレスして、このフレーズはこうして……と頭の中でチェックしまくっている。
今日のドキドキは、大丈夫かいなー?
ちゃんと歌えるかしら?
それのみ。
そんな中、知らない間にみんな舞台に出て行っている。
最後に出る私は心構えも何もないまま、
ズルズルと舞台に……
ええっ?
顔が勝手に笑う
こんな不安な中でも、舞台に出たら笑てしまうんやねー。
ほんまに私、舞台が好きやねんなー。
そしてこのライト。
ええ気持ちやー
出だしはまあまあ、
そこから一挙にアゲアゲ気分で
これは私だけじゃなく、みんなもそうだったみたい。
いつもテンポの狂うところも大丈夫だったし、声が揃うというより、
心が一つになったいたって感じ。
そして一歩前に出てのソロ
なんとか上手く歌えたみたい。
気持ちよかったーー
最後の最後まで、快い緊張と一体感が崩れることなく、練習よりもいいできだった。
帰り道、私は朝からの緊張と不安で疲れきって一人で帰りたかったけど、
軽い興奮状態の団員さんにつかまって、お喋りして帰った。
私はほとんど聞き役
もう、家に帰ったらバタンキューで、
ビール飲んで眠りの世界に突入
こんな不安思いしないよう、
これからはどんな曲も手を抜かず、
一生懸命練習しようと心に固く誓った。
いい勉強になりました。