主人が起きてきた。
ホットカーペットの上に足を踏み入れる。
ホットカーペットの上は毛布が散乱。
「ちょっとちょっと、そこら辺に私の携帯が落ちてるから
気ぃつけてや~~!!」
と、友達にメールしながら叫んだ。
「横山やっさん状態やな」
ほんま。
額にかけた眼鏡を「メガネメガネ」と探し回るやっさん状態
怒るでしかし
主人が起きてきた。
ホットカーペットの上に足を踏み入れる。
ホットカーペットの上は毛布が散乱。
「ちょっとちょっと、そこら辺に私の携帯が落ちてるから
気ぃつけてや~~!!」
と、友達にメールしながら叫んだ。
「横山やっさん状態やな」
ほんま。
額にかけた眼鏡を「メガネメガネ」と探し回るやっさん状態
怒るでしかし
お寺さんからいただいた葉書に「賢者と愚者」というお話しが書いてあった。
「賢者と愚者」
賢者は、間違ったとき「私が間違っていた」と言う。
愚者は、間違ったとき「私のせいではない」と言う。
賢者は、自分の実力はまだまだであると考え、謙虚である。
愚者は、自分の実力を過信し、人を見下し威張り散らす。
賢者は、愚者よりもよく働く。しかも時間は愚者より多い。
愚者は、いつでも忙しそうにしている。文句を言うのにも忙しい。
賢者は、問題を真正面からとらえ、そして真っ直ぐ通り抜ける。
愚者は、問題の周りをグルグル回り、しかも行ったり来たりする。
賢者は、自分より勝るものに敬意を払い、学び取ろうとする。
愚者は、自分より勝るものを不快に思い、アラ捜しをする。
賢者は、物事がうまく行った時「運が良かった」という。
たとえ当然の実力であったとしても。
愚者は、物事がうまくいかなかった時「運が悪かった」と言う。
しかし、運が原因ではない。
これを呼んでハタと思った。
これを読む限り、私は「愚者」ではないか。。。
それもかなり際立った「愚者」
私は、間違ったとき「私のせいではない」と必ず言う。
私は、人を見下したり威張り散らすことはないが、かなり自分に自信がある。
私は、いつも忙しそうにしているが、私よりもっと忙しい人はたくさんいるし、そんなに言うほども忙しくない。
私は、問題があると周りをグルグル回ることもせず、問題に背を向けてダッシュで逃げる。
私は、自分より勝るものを不快には思わないが、目に入らないようにする。
私は、物事がうまくいったときは「見よ!私の実力を!!」と思うし、
うまくいかなかった時は「運が悪かった」と必ず言い、
絶対に運が原因だと思う。
でもね、
これだけ自分の悪いところがわかっているって
すごくな~~い!?
こう思うことが
愚者
なんやろな
でもでも、自分を「愚者」だ、て言える事って
やっぱ、えらいよね。
って、まだ言うか
ある受付で・・・
受付 「次回の予約は?」
老女A「この次ねぇ・・・ お墓参りに行かなあきませんねん。
ちょっと遠いんですねん」
老女B「そうそう、ちょっと天国まで・・・」
ちなみにこの老女ABは80才代の姉妹。
たしか、今日はクリスマスだったような・・・
なんだかイブの方がクリスマスっぽい
でもうちは全くクリスマス色
皆無
ただ、トイレの中だけ
クリスマス
なんだかサンタさん付きのトイレットペーパーを使うのは
申し訳ない
でも、ま、いっか。。。
てなわけで
トイレに入ったときだけ
メリークリスマス
堺シティオペラの「椿姫」を見てきた。
素晴らしかった
ヴィオレッタ・ヴァレリー役の老田裕子さん
久々にものすごいソプラノを聴かせてもらった。
どこまでも伸びゆく高音、
フォルテは勿論、ピアノで出す高音は絶品
どうしたらあんな風に出せるんだろう
あの人の発声の時の腹筋や背筋を見たい!触りたい!!
こんなことを思いながら、
心地のよい、そして素晴らしいソプラノを
感激しながら聞いていた。
ジョルジュ・ジェルモン役の田中勉先生も
うわ~~~~~~~!!
と感激する素晴らしいバリトンだった。
この「椿姫」、原語での公演だったが、
ものすごくきれいなイタリア語で ものすごく勉強になった。
そして舞台演出も素晴らしく、
ただ、演技のほとんどが舞台上手でされるものだから
下手側に座っている私はものすごく首が疲れてしまった。。。
おまけに上手下手の両端に翻訳が流れ、
演技が上手側なのでその向こうに流れている翻訳を見ようとするけれど、
目の悪い私は読むことが出来ず、
ということは、下手側の訳を読まなくてはならなく、
演技は上手、翻訳は下手、と
首と目をキョロキョロさせて
3幕目ではもうほとんど訳を読まずに
プリマの声だけを聞いていた。
昨年の12月は千住真理子さんのヴァイオリンを聞き、
今年は椿姫
さて、来年は・・・?
来年もオペラやコンサートに行けるよう、
また頑張りましょう
家の中で
福毛兄と
「落葉松」
を
はもった
これ、合唱をしていない方たちには
ちょっとキモイ
感じ
でも
私には
めっちゃ嬉しいこと
家の中で合唱曲をハモれるなんて
もし
福毛兄と結婚した嫁が
そこに加わると・・・・・
それは話が
別
「お上手ね」
と一言
そしてその後は
軽く無視
まだ見ぬ嫁に
姑根性爆裂
ハハハ
お~~~、恐
今日は福毛兄の演奏会
場所は大学近くのスタジオ
夜6時半開演
6時20分頃 駅に着くと
そこにはものすごい人数の学生。
スタジオに向かう道にも 学生・学生・学生…
今日は何があったんだ!?
学生の手元を見るとみんな就職の資料を持っている。
あぁ、そういえば・・・・・・・・・
福毛兄!あんた、本当はこっちに来なくてはいけなかったんじゃないの!?
めっちゃ焦る~~~
息子より親の方が焦る~~~
でも今日は福毛兄の演奏会。
この日が来るまで、ものすごく頑張っていたから、
ものすごく頑張っていたから、ものすごく頑張っていたから・・・
その言葉しか浮かばない。
就活・・・大丈夫?
なんて複雑な心境のまま、スタジオに着き、席に着く。
程なく開演。
福毛兄が出てきて団員を従え、客席に向かって一礼
そして団員の方を向き、手を振り上げる。
一呼吸置いて振り下ろすと
学歌が始まる。
うまいんじゃない~~?
親の欲目じゃなく、あの子、ほんまに音程に厳しいから・・・
私も福毛兄の前で歌うのは緊張する。
本当に素晴らしいハーモニーの学歌を聞かせてもらって
なんだか胸詰まるものがあった。
第一ステージは
福毛兄の1年後輩であり、高校時代からのネット友達であり、
ネットにとどまらず、今、大親友であるヒビくんの指揮で
島唄やハナミズキなど、ポピュラーを歌う。
他に涙そうそう・風になりたいも歌ったが、
これら、全部リズムが難しい
いや、聞き覚えで何気なく歌うのは簡単だが、
楽譜を見て、楽譜に忠実に、みんなと合わせて歌うのはとても難しい
特にこの年になると、本当に難しい。
ほんまに、秋桜や乾杯のリズムで先生に何回も注意されていた私たちには絶対に歌えない。
それがみんなちゃんとリズムがとれて、
やっぱり若い!!
それを実感
若いってええなぁ
声も素直だし、
なんや、心が洗われたような気持ちになった。
第2ステージはバンド
何回もいうようだが、福毛兄のクラブは合唱とバンドの二足のわらじを履くちょっと変クラブ。
バンドは音も大きいし、照明もチカチカするし、
曲はメンバーのオリジナル曲で、
どの音が合っているのか、何を言っているのか、そんなに声を張り上げんでも・・・
そんな歌ばかりで・・・
でも、こんな歌、作れるんや~~と感心したり
若さがあふれてる~~~とうらやましがったり、
とにかく、すごいステージだった
第3ステージは
合唱組曲「落葉松」より
飛騨 高原の早春・あたとわたしと花たちと・落葉松の3曲
福毛兄は指揮
最初の2曲は本当に爽やかですてきな歌に仕上がっていた。
そして終曲「落葉松」は
私たちは今でもよく歌うが、
この年になると、本当に自分に酔って、コッテコテのかなりしつこい「落葉松」を歌ってしまう。
と言うか、歌っている。
でも、今日の福毛兄の落葉松はそんな余計なものがまったく無い、
とても清々しい落葉松だった。
とっても新鮮。
福毛兄もかっこよかったし
大満足だった
この演奏会を最後まで見届けて、
福毛兄は今日、就職のセミナーに参加するよりも
もっともっともっと大切なものを今日、得られたと思う。
そう思わんと、なんだかやりきれない私がいるのも事実だが・・・
それにしてもこの一週間、本当に暗かった。
インド汁の接触事故。
いやいや、怪我もなく、相手の車も自分のバイクにも傷はなく
でもこちらが100%悪いらしいので、保険のこととか、和歌山に行ったり、書類を探したり、
体力的なことだけでなく、気分的に全く優れない
ほんまにしんどい一週間だった。
他にも色々と気の滅入るようなことがあったし、この一週間は本当に鬱状態。
でも、今日の演奏会で
いつもの私が
復活!!
さぁ、明日から福毛兄、就活に勢を出してもらいますよ
復活した私は思いっきり
尻を叩きますよ。
さぁ、また明日から頑張るぞ~~~!
スーパーから帰ってきたら
玄関ドアのノブに紙袋がかかっていた。
中を見るとおみかんがわんさか。
これはきっと2階のTさんに違いない
Tさんは80歳半ばの元気な未亡人
さっそくTさんにお礼の電話をする
「おみかん、ありがとうございます」
「いえいえ、おいしいかどうか・・・」
(やっぱりTさんやった)「ちょっとスーパーに行ってまして・・・」
「えぇ、えぇ、ちょっとすっぱいと思いますけど・・・」
「いえいえ、スーパーに行ってまして留守してましてすみません」
「えぇ、えぇ、すっぱい・・・・・スーパーに行って・・・・・ぃやぁ~~~、ハハハ」
ガチャン!ツーツーツー
受話器を持ったまま途方にくれた私の顔は
笑顔のままだった
コンビニでバイトしている福毛兄がレジにいるとき
時々 お酒を買いに行く
福毛兄にお酒をわたし、
福毛兄はバ-コードを通す
「年齢確認商品です」
とレジが言う
私は
「20歳過ぎてます」
とそっと言う。
すると
「ダブルスコア超えとるやないか」
と福毛兄に返される
このやりとりが面白くて
ついつい
また福毛兄のレジにお酒を持って並んでしまう。
そんな福毛兄は
明日
定期演奏会
合唱組曲「落葉松」を振る。
ワクワク
明日を楽しみにしている
ルンルン
冷蔵庫の掃除をほんの少しだけした。
あっ!こんなところに福神漬けが・・・ラッキー
賞味期限は
2007年!?
ハハハ
はい、ポイ
昭和でないだけましかも
でも、そんなのがいっぱい出てきた・・・
私は 今まで いったい・・・・・・
これからは心を入れ替えますです、はい