晴れ予報を信じて出かけた高川山は
ガスで真っ白。
眺望は皆無でしたが
後半は楽しい尾根歩きでした。
初狩駅8:35-登山口9:05-(沢コース)-男坂合流10:00-10:20山頂11:10
-田野倉分岐12:05-天神峠12:40-峯山13:00-むすび山13:50-14:20大月駅
2人(nonnちゃん)
春が近づいてきたせいか、お天気は日替わりで推移しています。
予報では 朝から マークが並んでいたこの日は、夕方から用事があるため
短時間で駅から駅まで歩ける 高川山へ行くことにしました。
期待していたお天気は、どんよりとした曇り空
電車が進むに従って あたりにはガスがたちこめるようになり
初狩駅に着くと
なんと小雨が降っているではありませんか。
お天気の回復が遅れているようだけど
そのうち お日様が出てくるよねと
それでも 雨具を着て 出発しました。
案内表示に従って 墓地の横を通り、林道を登っていくと、駐車スペースがあり
その少し先が 高川山登山口です。
3回目の今日は、これまで通ったことのない 玉子石ルートを選択して進んでいくと
深いところでは、10センチほどの 湿った雪が積もっていました。
ジグザクに登るようになると 雪は少なくなり、やがて女坂と合流。
この頃になると 雨はすっかり上がり、ミストサウナ状態
空は 時折 明るくなって、お日様らしき輪郭もぼんやりと見え
ちょっぴり期待を持たせてくれます。
枯葉の上を転がってきた
これも 「ゆきまくり」と呼んでいいのかな
(雨で融けかかってますけど・・・)
水滴の中の小宇宙や
ど根性桜
ウサギやシカの足跡など
こんなお天気でも、あちこちで楽しいものを見つけては 今日も寄り道して歩き
ロープの付けられた 倒木のあるところを 慎重にトラバースすると
まもなく、男坂と合流しました。
登るにつれて ガスはいっそう濃くなって
これはこれで、とってもいい雰囲気です。
やがて、山頂へ着くと
愛情いっぱいの写真集を眺めて ビッキーを偲んだ後は、早めのランチ休憩
風もなく 暖かいので、しばらく 富士山待ちをしていると
誰もいなかった山頂には 次々と人がやってきて、程よい密度になりました。
肝心のお天気はというと、明るく暖かくなったかと思うと また 濃いガスに包まれ
すぐには好転しそうにありません。
あきらめて下ることにしましょう。
下り始めるとすぐに
禾生への分岐
そして、岩がちの登山道
雪の尾根道
アップダウンを繰り返していくと、木々の間に町が見えるようになりました。
あれあれ 下は晴れていたのかな。
前方には、九鬼山が見えてきました。
雪が少なくなってくると、下りが厄介なことになります。
濡れた土に踏み出した足は とめどなく滑ってしまい、バランスをとるのが大変
雪道のように滑り降りる勇気など とてもなく
ロープにつかまり、立木の助けも借り、時間をかけて やっと下りてきました。
田野倉への道を分けると
岩殿クラブの P13標識が登場
この標識は ちょっとした高みになると 登場し、その度 数字が減って行きます。
そしてまた 小刻みなアップダウン
左手の木々の間から中央道と町並み
そしてガスに覆われたままの山々
右手には植野山から馬立山
九鬼山などが見えています。
振り返り見る 高川山の上空には、青空が広がってきています。
もう少し早く 回復してくれたら良かったのに。。。 まぁ 仕方ないですね。
P9から 三角形のピークを見ながら下ると
P8と表示のある 天神峠で
左右に、花咲への道と、田野倉への道が分かれています。
ここは峠ですから
P=peak と思っていたのは間違いで、P=point なのかもしれません。
次のピークへの途中から振り返り見る 高川山は、もうあんなに遠くなりました。
ここからは3時間の道程です。
P7は峯山(584m)で
(山名表示の木片もあります)
右手はところどころ伐採されていて
檜が育ってきているものの
今はまだ 見晴しがよく
後方にあるはずの 富士山の姿を探してみますが、やはり見ることができませんでした。
青空は束の間で、空にはまた雲がひろがってきましたが
菊花山から九鬼山までは、きれいに見えています。
雪はほとんどなくなり、自然林の尾根は気持ちよく歩けるようになりました。
ウスタビガの 黄緑色の抜け殻がたくさん落ちています。
イチヤクソウらしき葉っぱも見えています。
ここにはどんなスミレが咲くのかな
もうすぐやってくる春を思うと、ワクワクする道でした。
P3には、sanpoさん命名の おはぎ岩
今日は 苔がしっとりとしていて、うぐいす餡をまぶしたよう。
今では おはぎという名が定着したこの食べ物は
春のお彼岸に供える際には、ぼたもち(牡丹餅)
秋には おはぎ(お萩)と呼ぶのだと
昔々 義母に教えてもらいました。
先祖を敬い 自然とともにあった 日本のくらしが偲ばれる話です。
お天気なら さぞかし良い眺望だろうと思われる P1を下っていくと
旧陸軍防空監視所跡の むすび山
岩殿クラブの標識は、P0 になっていました。
むすび山から わずかに下り、登山口となっている 民家の庭先を通って 車道へ
さらには 国道20号線を歩いて 大月駅に出ましたが
ここで、またもや 楽しい発見
えっ 「おむすび山」になってますよ
名称が変わったとは聞いてませんが・・・。
自身も 「おむすび山」と思い込んでいた
nonnちゃんも、これには大うけ
( ばらしちゃって、ごめんね )
青空も富士山もない日でしたが、なかなか楽しい山歩きができました。
この日、中央道で長野に向かっていたのですが
笹子トンネルまではザーザー降りだったので
予報はハズレたんだ~って思っていたのでした。
あらら、富士山見えなかったなんて残念でしたね。
でも、こういう天気はそれはそれで静かな山歩きが出来て
いいものですよね。
むすび山~おむすび山に変わったのかしら?
いつか歩いてみたいなぁ。
高川山はピストンだったので 奥までは行って無いんです。
賑やかな笑い声が聞こえてきそうなレポでした!
高川山で富士がみえなけりゃー とちょっと
心配しましたが、いろいろと楽しみ方がありますね
さすがは山歩きの達人!!。
此処に来ると好きな作家の山本周五郎を想い出します。
でも小雨がぱらついても合羽を持っているから大丈夫ですね(笑)
まだこんなに雪があるんですか・・・そろそろ中央線沿線に行こうかと思ったら。
雪解けてくれないからー(勝手)
おはぎ岩、ほんとおはぎに見えますよね(*^_^*)
むすび山に「お」がつくのはどうなんでしょうね?
ところで、この青の後姿ははなねこさんですか?
はなねこさんには珍しい?膝の曲がり具合がかわゆす~★
(怒らないでね(*^_^*)お友達でしたらさらに怒らないでね^_^;)
ドロドロ足元の歩きにくかったことが伝わってきます。
あらら、ザーザー降りでしたか?
それじゃあ、小雨になっていてよかったということかしら (^^;)
確かに静かな山歩きでしたよ。
登りですれ違ったのは一人だけ
山頂にいる間に十人ちょっと登ってきましたが
むすび山までは、誰にも会いませんでした。
山名は、おむすび山に変わったのではなくて
看板を書く人が間違えたのではないかと思っています。(^^;)
高川山に登るだけなら
富士山が見えないと、面白くないですよね。
むすび山までの尾根道は、ずっと自然林を行くので
歩きやすく気分もとてもよかったです。
山歩きの達人だなんてとんでもない (^^;)
インレッドさんのようにはいきません。
山本周五郎ですか。本当に何でもよくご存知なんですね。
そうなの お天気悪かったんですよ。
合羽持っててよかったわ(笑)
おはぎ岩、美味しそうでしたよ。
ちょうど疲れてくる頃の、絶妙な場所にありましたし (^^;)
おむすび山は、看板屋さんが間違えたのではないかしら
後ろの古い標識がそのままになってますものね。
モデルさんはすべて 友人の nonnちゃんです。
膝の曲がり具合がかわいいらしいと、伝えておきますね (^o^)v
高川山~むすび山でしたか。
私もどこへ行こうかなあとあれこれ考えたんですが
この時期の日帰りコースの山のぐちゃぐちゃずるずる…を考えると
なんだか、行く前に歩く気が萎えてしまいました。
今週末もあんまりお天気良くなさそうだし
しばらくはどこへも行けないかと思うと
この土日は惜しいことをしたかもと、ちょっとしょげています。
やっぱり「晴れるって言ったじゃない」って思いましたよね。
おんなじおんなじ…。
大月あたりは雨でしたもん。
このあたりはどんよりしたお天気が多いように思います。
同じ路線で時間差だったのですね。
1回しか会ったことのないビッキーなんですが、
山頂の写真集見て、号泣しそうになったのを抑えました。
私には「孤高のワンコの山 高川山」なんです。
素晴らしい写真見させてもらいました、今度一緒
に同行したいね
駅から雨降りでもカッパ着て登り、色々見つけて楽しんでしまうところが、
さすが、はなねこさんですね。
「おはぎ岩」は苔が増えて、うぐいす餅になっていたんですね。
私はこの日、曇り空を見上げ、『はぁ~ ・・・・・』
いつぞやはなねこさんとバッタリした日のように予定変更し、
近場の弘法山で成人病予防登山してきました。